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【MLB】ダルビッシュ「自分に自信を持たせてくれる存在」。攻守で支える、新たな相棒ルクロイ

ベースボールチャンネル 8/20(土) 6:50配信

攻守両面でチームに貢献するルクロイ

 トレード期限終了間近の8月1日にテキサス・レンジャースはミルウォーキー・ブルワーズから捕手ジョナサン・ルクロイをトレードで獲得した。トレードから2週間ほどが経過し、移籍後15試合で打率.273、HR7本、14打点と打撃面でも貢献している。地元紙『ダラス・モーニングニュース』はルクロイの特集を組み、その中で、攻守両面でダルビッシュ有にもたらしているプラス要素にも多く触れている。

 ダルビッシュは今季味方からの援護が少なく、エバン・グラント記者も本文では「Run-Support Problem(援護点問題)と綴るほど深刻なものとなっていた。ルクロイと最初にバッテリーを組んだ8月3日は6回1/3を3失点に抑えたが、援護は全くなかった。この試合を含めた5試合でダルビッシュがマウンドに立っている間の援護はたったの6得点に留まっていた。

 その状況はルクロイのバットで一転し、バッテリーを組んだここ3試合では14打数7安打、HR3本、9打点。その3試合では、ダルビッシュがマウンドに立っている間チームは平均5得点以上をマークし、3試合ともに勝利した。グラント記者も打撃は偶然かもしれないというが、投手陣に与えているインパクトはここまで非常に大きいと述べている。

 ルクロイがマスクを被った試合での先発投手陣の防御率は2.92。そして他のキャッチャーがマスクを被った試合での防御率は4.43へと跳ね上がる。

シンプルに考えるルクロイの試合運び

 ルクロイはダルビッシュの投球にも大きな影響をもたらし、変化球だけに頼るのではなく2種類のファストボールにも自信を持たせていると、グラント記者は分析する。

 マーティン・ペレスもチェンジアップを頻繁に織り交ぜるスタイルに戻ったとも評価している。それぞれの投手が得意とする球をしっかり引き出すことができており、ルクロイも自分の考えを述べている。

“Simplification is the most important of the game for me, This is simple: Use your strengths as best as you can. I'm a big fan of the KISS method -- Keep It Simple, Stupid. There is no reason to fix something that isn't broken. Don't try to be too tricky. Just let your ability to do the work.“
「試合で一番重要なのはシンプルに考えること。とても簡単なことだ。自分の長所を最大限に発揮する。私はKISSメソッドの大ファンである。Keep It Simple, Stupid(シンプルに考えろ、愚か者)。壊れていないものを修理する理由はない。巧妙になりすぎてもいけない。自分の能力に身を任せれば良い」

 8月17日のオークランド・アスレチックス戦でもダルビッシュの投球の中では、随所でルクロイのシンプルな考えが見て取れた。変化球を使って相手の裏をかく投球ではなく、ツーシームとフォーシームを使ってカウントを組み立てた。相手打線が早めにファストボールに当ててくるようになれば、バットスピードを緩めるために変化球を増やした。その目的が果たされれば、再びファストボールを使い始める。

 グラント記者はダルビッシュの強みをこう綴っている。

Darvish's slider is exceptional, but so are his two- and four-seam fastballs and his cutter. He commands them. When he leads with them, the strikeouts go up and the walks come down.
「ダルビッシュのスライダーは特別だが、彼のツーシーム、フォーシームそしてカットボールも同様に優れている。それぞれの球種を制球できている。それらの球を最初に使っているときは奪三振数が増え、与四球が減る」

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最終更新:8/20(土) 6:50

ベースボールチャンネル

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