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波乱万丈の金メダリスト、ウィルマ・ルドルフの生き様。

VOGUE JAPAN 8/20(土) 21:00配信

『VOGUE JAPAN』ウェブサイトのカルチャー新連載「ジーン・クレールが選ぶVOGUEな女性」。今回は、1960年のローマオリンピックで、アメリカ人女性として史上初となる3つの金メダルを獲得した陸上競技選手、ウィルマ・ルドルフ(1940 - 1994)。病気や人種差別、女性差別など様々な壁を打ち破り、素晴らしい功績を世に残した一人の女性の生き様に迫る。

ウィルマがお手本としていた金メダリストは、ヒトラーに無視された男。

1950年代から60年代にかけて、世界最速の女性と讃えられたウィルマ・ルドルフ。1960年、ローマオリンピックの陸上女子100メートル、200メートル、リレー競技で3つの金メダルを獲得したウィルマだが、彼女が人生で直面した困難は、信じがたいほど壮絶なものであった。

幼少期にはポリオに感染し、その後遺症で一時は歩くことも困難なほどの麻痺に苦しめられる。さらに当時は、女性差別、そして人種差別が根強く残っていた時代のアメリカ。その苦労は、今の私たちにとって耳を疑うようなものだったことは言うまでもない。

180cmという長身とすらりとした体躯から、アメリカだけでなく全世界で陸上競技の人気を押し上げ、イタリアでは「黒いガゼル」とのニックネームで知られた。それだけ彼女の走りには人々の胸を躍らせるものがあったのだ。

前述のように、ウィルマは子ども時代に重病を経験した後、12歳で克服した。そして、バスケットボールで並外れた能力を発揮していった。その才能を認められて陸上競技に転身すると、16歳という若さでアメリカ代表に選ばれ、1956年にはメルボルンオリンピックに参加する。この女子4×100mリレーで自身初となる銅メダルに輝き、このまま成長すれば金メダルも夢ではないと思わせる真の才能の片鱗を示した。

実際に彼女の能力は誰にも止められない勢いで花開いていき、母国アメリカで開催されたパンアメリカン大会や全米選手権でメダルを独占した。

最終更新:8/20(土) 21:00

VOGUE JAPAN

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