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他人事じゃないかも。組織を滅ぼす「傲慢症候群」とは?

ライフハッカー[日本版] 8/20(土) 20:10配信

『オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群』(片田珠美著、朝日新聞出版)の著者は、精神科医として臨床に携わり、犯罪心理や心の病の構造を分析している人物。精神分析的な視点で、社会問題にも積極的に目を向けているのだといいます。そのような立場に基づいて本書でクローズアップしているのが、どんな組織にも少なからず存在する「傲慢」な人たち。

“ 傲慢な人は、「過去の栄光」をよすがにして、現在の自分を過大評価していることが多い。そのため、目の前の現実をきちんと認識できず、現実否認に陥ることもある。そうなると一層、「過去の栄光」を持ち出さずにはいられず、悪循環に陥りやすい。(「まえがき」より) ”

こうした傲慢さは、個人だけではなく組織にもしばしば蔓延すると著者は指摘します。そしてその結果、周囲の反感や敵意を買い、自滅していくことも。本書では、そのような事態を避けるため、彼らの傾向を客観的に見つめ、私たちの自衛策を提案しているわけです。

ところで著者は、傲慢な人を「傲慢症候群」と位置づけ、その症状を『自滅する企業----エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病』(ジャグディシュ・N・シース著、スカイライトコンサルティング訳、英治出版)から引用しています。

“ 「話を聞かない」
顧客、従業員、投資家、消費者団体、行政のいうことを聞かなくなる。外の世界に耳を傾けない。人の話を無視する、笑い飛ばす。すべて知っていることだと思い込んでいる。

「自らを誇示する」
豪華な社員旅行、快適なオフィス空間、気前のいい役得、贅沢な保養所。会社の専用ジェット機や美術品のコレクションを見せびらかしたがる。(後略)

「人を威嚇する」
従業員、顧客、投資家を脅すよう経営陣に奨励し、報酬まで出す。アナリストが会社に不利なレポートを出してきたら、その上司にかけ合って、叱責か懲戒処分を与えることを考える。(後略)

「横暴になる」
ガバナンスなどうちには関係ない、誰も我々の事業を規制はおろか問題視さえできないと思っているので、ルールや手順を守らない。(後略)

「同意ばかり求める」
コンサルタントやアドバイザーを招いて、現状の正当性を確認し、自尊心をあおる。その一方で、供給業者や顧客だけでなく従業員でさえも、批判的な者は切り捨てる。広告代理店や調査会社の提案する戦略が気に入らない場合は、別の業者に切り替える。

「自社開発主義(自前主義)症候群」
現実否認の会社と同様、「自社開発でない」ものはよいわけがないと信じている。
(20ページより) ”

こうした傾向を備えた傲慢な人たちと過ごす以上は、自衛が必要。そこで、「傲慢症候群」の対処法と予防法について触れた第5章「あなた自身がつぶされないために」に焦点を当て、いくつかのポイントを引き出してみたいと思います。

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最終更新:8/20(土) 20:10

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