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長島三奈「覚えていますか。2006年の『代打の神様』今吉晃一くん」

webスポルティーバ 8/20(土) 18:30配信

今も熱闘甲子園! 長島三奈さんインタビュー(2)

 話題が高校野球となると、長島三奈さんの話は止まらない。前回は今年の地方大会での取材エピソードをきっかけに、高校野球の魅力について、熱く語ってくれた。

【写真】甲子園では、こんなヘンテコなフォームで頑張る選手も

 今回はちょうど今から10年前ということで、2006年大会を振り返ってもらった。“甲子園の名勝負“となると、必ず上位に挙がる早実対駒大苫小牧、延長15回引き分け再試合のあった年が2006年だ。ただ、三奈さんに一番印象に残っていることを問うと、少し意外な選手の活躍を挙げてくれた。

――年季の入った『甲子園』(週刊朝日増刊)ですね。

「お恥ずかしい。2006年を振り返ってと聞いたので、引っ張り出してきました。『甲子園』を買ったら、まず周りをガムテープで補強するんです。この作業をすると、『さあ、これから大会が始まるぞ』とスイッチが入りますね」

――2006年は、決勝が引き分け再試合となって、『熱闘甲子園』も1日延びたんですよね。

「終了直後、スタッフから『三奈さん、明日もやるよ』って言われて。当時は番組の最後の5秒で『いよいよ明日は準決勝!』とか、ひと言の予告を入れていたんです。なので、慌ててスタジオ入りして『熱闘甲子園、明日も決勝戦!』と撮影したのを覚えています。衣装の方に連絡したり、バタバタしたのですが、スタッフみんなも『もう1日、夏がある』と思うとうれしくて、楽しくて。後で駒大苫小牧の田中将大投手に聞いたのですが、疲れよりも『もう1試合できる、“よし“って思った』と言ってました」

――決勝の15回引き分け再試合の話は、2年前にもお伺いしました。スタンディングオベーションの話、その田中将大選手の話が印象に残っています。

「そう、たしかに決勝再試合はすごい試合だったのですが、私は2006年の夏といえば、鹿児島工業の今吉(晃一)くんなんですよ。今年は鹿児島の地方大会にも行ったので、スタッフとも『あれから10年かあ、早いよね』なんて盛り上がりましたし、開会式で鹿児島工の球児たちにも会えたので、『今吉くんの時からずっと応援しているよ。今年はどんなチーム?』と話をしてきました」

――打席での雄叫び「シャー!」で有名になった今吉くんですよね?

「そうです。印象に残っていますよね。『代打の神様』で県大会は6打数5安打、打率8割を超えているんです! チームメイトもみんな今吉くんが大好きで、取材に行くと『神様はこいつです』なんて、みんなニコニコして紹介してくれるんです。

 彼は元々捕手だったのですが、腰をケガしてしまい、特に腰に負担がかかるポジションといいうことで、地方大会から代打専門になったわけです。代打はここぞの、流れを変える大事な場面で打席に立つので、本人も気持ちを入れることが大事なのはわかっているし、それを心掛けているんです。その気持ちが一球一球の『シャー!』になっているんです」

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最終更新:8/20(土) 18:30

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