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「アトレチコを去るとは言ってない!」 親分シメオネがCL決勝敗戦後の傷心発言を完全否定

Football ZONE web 8/20(土) 13:30配信

スペインメディアに“アトレチコ愛”を叫ぶ

 アトレチコ・マドリードの闘将ディエゴ・シメオネ監督は、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でPK戦の末に悲劇的な敗戦を喫し、記者会見で退任を示唆するコメントを残したが、本人は全くクラブを去る腹づもりではなかったようだ。スペインメディア「モビスターTV」のインタビュー番組に出演して、「一度たりとも『アトレチコを去る』だなんて言ってない」と激白している。

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 アルゼンチン人のシメオネ監督は、徹底的なハードワークと規律を選手たちに求め続けるスタイルで、日本でも「親分」の異名で知られる。戦力的には圧倒的な差があるバルセロナとレアル・マドリードのリーガ2強に肉薄し、13-14シーズンにはリーガ優勝。過去3シーズンで2度のCL決勝進出を果たした。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを世界的なアタッカーに急成長させるなど、サッカー界屈指の名将にのし上がった。だが、レアルとの昨季CL決勝後の監督会見で、レアル・マドリード相手にPK戦で敗れるショックから退団をほのめかすような発言を残し、アトレチコファンは「シメオネ残ってくれ!」と悲痛な叫び声を挙げた。

 それでもシメオネ監督は、今季もアトレチコでの指揮を決めた。親分は過去の自らの発言をなかったことにしている。

「オレは一度たりとも『アトレチコを去る』だなんて言ってない。『考える時間が必要だ』と言っただけだ。その言葉の意味はアトレチコをさらに前進させるため、どうやってオレが責任を持って対処できるか、それを考える時間がないって意味だったんだ。もし本当にオレが去っていたとしたら、心の中に平和は訪れないだろう」

“3度目の正直”でCL制覇を目指す

 怒りの闘将は、敗戦後のナイーブな自らの発言を完全否定。“アトレチコ愛”を高らかに宣言した。また「人生のなかで一つ確かなことは、ベストの戦士たちにとって簡単な戦いはない。そしてオレは、自分自身を闘士にしなければならないんだ」と、今季もテクニカルエリアでファイトすることを誓った。

 シメオネ監督は昨季CL準決勝で、対戦相手のバイエルンベンチに向かって声を荒げ、交代が遅れたことに腹を立てて腹心のアシスタントコーチに強烈な肩パンチを入れるなど、アドレナリンを爆発させた行動が話題となった。鉄の掟をチームに植えつける冷徹な戦術家と熱き武闘派の一面を両立させたシメオネは、今季も本拠地ビセンテ・カルデロンに詰めかけるファンを熱狂の渦に巻き込むはずだ。そして、“3度目の正直”でCL制覇を目指すことになる。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/20(土) 13:30

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