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SEALDsが教えてくれたこと --- 渡部 真平

アゴラ 8/20(土) 7:11配信

アメリカ海軍の特殊部隊を思わせるそのネーミング、洗練れた「カッコいい」ロゴマーク、洗練されたデザインのホームページやSNSによる発信……

『政治に無関心な若者がこうして立ち上がるほど、危険な法案が成立しようとしている』そのことを喧伝するには、SEALDsという動きは格好のものであった。

「ア・ベ・は・や・め・ろ!」「戦争法案絶対反対!」太鼓のリズムに合わせて(ラップというのでしょうか)叫ばれる彼らの主張は、日々の授業、試験、レポート、アルバイト等々に追われるわたしたち若者を動かしたのだろうか。

「政治に無関心である」と糾弾され、SEALDsから啓発していただいた立場である、目の前の日々の授業、試験、レポート、アルバイト等々に追われる大多数の若者は、政治が「分からない」と感じているようだ。しかし、「分からない」政治であっても、次のようなことは分かっているのではないだろうか。

賛否の分かれる政治問題が、ラップでは解決しない

格式ある立派な国会議事堂は、何のためにあるのか。

少なくとも、その「ハコ」に向かって、自らの主張を短絡的なことばでまとめたラップを浴びせるためにあるのではない。その「ハコ」の中で、国民から選挙によって選ばれた代理人たちが、(本来は)政治生命を懸けた「ことば」と「ことば」を戦わせる。これが論戦であり、「言論の府」のあり方であり、「国権の最高機関」たる所以である。

しかし、その「ハコ」の中では、自分のことばではなく、「憲法学者」の威を借る論陣を組み、挙句の果てには、国会中継のためのカメラに向かって「アベ政治を許さない」などのプラカードを掲げてはばからないコッカイギインたちの姿がある。

また、口にするのも恥ずかしくなるような、「セクハラ作戦」なるものも決行された。

「ハコ」の外と内、それぞれの愚かな動きが呼応して、その意味では、たしかに、国会は死んだ。アベ政権の“強行採決”によって死んだのではない。

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最終更新:8/20(土) 7:11

アゴラ

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