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アクシデントが首位攻防戦の勝敗分けた… 川崎が途中出場のMF森谷弾で浦和を2-1撃破!

Football ZONE web 8/20(土) 21:15配信

浦和指揮官はリオ五輪帰りの興梠と遠藤をベンチスタートに

 浦和レッズは20日のJ1セカンドステージ第9節、本拠地で川崎フロンターレと対戦した。年間順位、ステージ順位ともに首位を争う両チームの対戦となったが、後半29分に途中出場の川崎MF森谷賢太郎が決勝ゴールを奪い、2-1で川崎が勝利した。

 浦和はFW興梠慎三とDF遠藤航、川崎はMF大島僚太とMF原川力がリオデジャネイロ五輪での戦いを終えてメンバーに戻った。五輪メンバーが離脱してから4連勝中とあって、浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は良い流れの継続を重視し、両者をともにベンチスタートとした。川崎の風間八宏監督は大島をスタメンに起用し、原川は遠征メンバーから外れた。

 両チームの勝ち点は、セカンドステージは浦和が3ポイント、年間順位では川崎が2ポイント上位で首位を争う状況で迎えた天王山の一戦となった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れる中、立ち上がりから互角の展開だったゲームを先に動かしたのは、アウェーの川崎だった。前半14分、右サイドに切り込んだFW小林悠がマイナスに戻したところに走り込んだMF中村憲剛の右足シュートが日本代表GK西川周作のニアサイドを破り、1-0とリードを奪った。

 しかし、先制点を奪った川崎はチーム全体が後ろ重心になり前線の選手がプレスに行けずに孤立した。すると、浦和は次々にゴール前へボールを送り込んでチャンスを量産した。そして同28分、こぼれ球にいち早く反応したDF森脇良太が敵陣深くまでドリブルで切り込むと、ゴール前を横切るラストパスを供給。必死に戻った川崎守備陣がクリアしきれなかったところをFW李忠成が押し込み、1-1の同点に追いついた。一進一退のままハーフタイムに突入した。

川崎MF大島が決勝弾演出

 後半は全体に浦和が攻勢に出たが、同2分のMF武藤雄樹や同9分のMF宇賀神友弥が迎えた決定機でシュートを決められず、リードを奪えない。すると、ペトロヴィッチ監督は、同15分にリオ五輪帰りの興梠の投入を決断。エースに試合の行方を託した。

 試合の流れはアクシデントを契機に川崎に傾いた。同26分にFW中野嘉大が負傷によりプレー続行不可能となり、MF森谷賢太郎が途中出場。すると同29分、ゴール前中央から大島が右サイドに展開すると、DFエウシーニョから中央への折り返しに反応したのは森谷だった。冷静にシュートを決め、川崎が2-1とリードを奪った。

 浦和のペトロヴィッチ監督は、直後に遠藤を森脇に代えて投入し、さらに宇賀神に代えてMF青木拓矢を投入。MF阿部勇樹を最終ラインに下げ、DF槙野智章を左アウトサイドの攻撃的なポジションに上げる策に出た。ホームで最低でも同点に追いつきたい浦和は同43分、右サイドをMF駒井善成が抜け出すと中央にラストパス。完全にフリーの武藤が待つ決定機だったが、武藤のシュートはクロスバーのはるか上へ飛び、万事休す。5分のアディショナルタイムも守り切った川崎が、そのまま2-1で勝利した。

 川崎はこの勝利で浦和と勝ち点22で並びながらも得失点差で上回りセカンドステージ首位の座を奪還。年間勝ち点差も5ポイントに開いた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/20(土) 21:23

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