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五輪選手のようにプレッシャーと闘う カギは「コントロール」

Forbes JAPAN 8/20(土) 16:00配信

開催中のリオデジャネイロ五輪では、人生最大ともいえる夢をかなえたのだろう世界のトップアスリートたちが、戦いを続けている。挑戦の機会は4年に一度しかない──そう考えれば、彼らが受けているプレッシャーがどれほどのものかが分かるだろう。



目標を達成できるチャンスは大半の選手にとって、恐らくたった一度しかない。そのことだけでも、他のほとんどの人なら「完全に固まって」しまうようなプレッシャーのはずだ。だが、大きな成功を収めた人たちは、こうしたプレッシャーに対応する方法を身に付けている。自分を駄目にするものではなく、効果的なものに気持ちを集中させているのだ。

こうした選手たちのように目標に近づく方法を習得することができれば、私たちもストレスや不安を減らしながら、より多くの成功を手にすることができる。それが可能な理由と、実現する方法は次のとおりだ。

目標を達成できる理由

どれだけの利益を上げられたか?どれだけ体重を減らすことができたか?どれだけの点を取れたか?──私たちは、結果に基づいて機能する社会に生きている。そして、ほとんどの人たちが、自分の価値はこうした数字で測ることができると考えている。だが、そうした考え方は私たちの行動に多大なプレッシャーをかける。問題は、そのプレッシャーが達成を目指す目標の実現可能性を低下させるということだ。

プレッシャーを感じているということは、重いウエイトベストを身に着けているようなものだ。受けているプレッシャーが強いほど、ベストは重たくなる。そうした状態でより良いパフォーマンスができるという人が、どれだけいるだろうか?成功した人たちは、プレッシャーを弱めると同時に生産性を高めるような目標の定め方を知っている。

目標を達成する方法

目標には2つの種類がある。

2種類の目標とは

• 成果目標

これは、結果重視型の目標だ。例えば、「クリスマスまでに20ポンド(約9キロ)減量する」「年内に売上高を30%伸ばす」などだ。

• 過程(行動)目標

これは、成果目標の実現に向けて日々継続すべき、最も重要な行動のいくつかを指す。

プレッシャーを少なくするためのカギは、自分の力でコントロール可能なことに集中することだ。結局のところ、結果(成果目標)は結果を生むための行動(過程目標)ほどに、コントロールすることができない。コントロールできることに集中することは、プレッシャーの「排気バルブ」を持つようなものなのだ。

大きな成功を収めた人たちは、達成したいと願う結果(成果目標)を明確にする一方で、その達成に向けての「過程」に重きを置く。そうすることで、プレッシャーは大幅に減らすことができる。過程目標は自分でコントロールできるからだ。彼らは2~3の過程目標に集中することでプレッシャーを減らし、常に自分を「試合の日に勝利する者」と位置づける。

過程目標を定めたら、「たとえ何があろうと」それらを毎日達成することが課題だ。それができなければ、成果目標の達成も望むことはできない。

こうした考え方や方法は、最終的に目指す結果をコントロールするために非常に効果的であることが証明されている。結果に集中することはストレスを高めることであり、効果をもたらさない。だが、過程を重視し続けることは日々自分自身に責任を負わせることであり、願っていた結果が得られる可能性を大幅に引き上げるのだ。

Jason Selk

最終更新:8/20(土) 16:00

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