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熊本地震をきっかけにデパート同士が「ともだち」に。あのキャラクターも活躍するモン!

HARBOR BUSINESS Online 8/20(土) 16:20配信

 2016年7月下旬、東京・新宿の伊勢丹の一角が熊本一色となった。店内に並んだのは、熊本県特産の工芸品や銘菓に加えて、普段は都内では販売されていない熊本城グッズや「くまモングッズ」も見られた。

 このイベントは、熊本県の人気キャラクター「くまモン」生みの親の1人である熊本県出身の放送作家・小山薫堂氏の提唱により行われたもので、アルゼンチンで7月20日が「ともだちの日」として定められていることに因んで、伊勢丹新宿本店と熊本市の鶴屋百貨店が「ともだち」になり、熊本地震の復興支援のためタッグを組んだものだ。

 熊本県で唯一の百貨店「鶴屋百貨店」は、4月14日以降の熊本地震で熊本市の本店本館が6月まで一部のみでの営業となったほか、熊本県八代市の支店は倒壊の恐れがあるとして閉店に追い込まれてしまうなど大きな被害を受けている。

 新宿伊勢丹では7月20日に復興支援イベントの開始記念として、普段は鶴屋百貨店内で放送が行われている63年間続く長寿番組「午後2時5分一寸一服」(熊本放送)の公開生放送も実施された。

 この復興支援イベントでは、売上金の一部が義捐金として熊本地震の被災地へ送られるほか、熊本産品のPRを行うことで、東京の消費者に熊本県産品の良さを知ってもらうことも目的としている。イベント期間中は、通常は鶴屋百貨店でしか購入することができない特別な「くまモングッズ」や、熊本県内でしか買うことのできない特産品も数多く販売されるとあって、売場は多くの買い物客で賑わいを見せた。

◆百貨店による被災地支援

 伊勢丹での熊本地震復興支援イベントは7月末までで終了したが、百貨店による被災地支援は伊勢丹のみに留まらず、全国へと広がりを見せ、8月7日からは、全国の主要百貨店において熊本地震復興支援チャリティフィギュア「PRAY FOR KUMAMOTO フィギュア(くまモンver.)」の発売が開始されることとなった。

「PRAY FOR KUMAMOTO フィギュア(くまモンver.)」は「ささえるもん」「せおうもん」「うけとめるもん」「もちあげるもん」の4種類。それぞれ4センチほどと小さいながらも、4種類ともにくまモンらしいコミカルなポーズで、流石は百貨店の商品といったところだ。それぞれ「PRAY FOR KUMAMOTO」のプレートとイヤホンジャックが付き、携帯電話に付けることもできる。価格は各300円(税込)で、製作費を除いた全額が被災地に寄付されるという。

「PRAY FOR KUMAMOTO フィギュア(くまモンver.)」は、北海道から沖縄までの日本百貨店協会加盟の主な百貨店(一部、協会加盟百貨店の系列店舗も含む)で販売されている。

 フィギュアは販売当初から人気を呼んでおり、新宿伊勢丹、銀座三越、阪急百貨店梅田本店など一部の百貨店では既に完売したところもあるため、早めに最寄りの百貨店へと足を運んでみてはどうだろうか。

 そして、そのついでにデパ地下の「全国銘菓」コーナーで熊本や大分の銘菓を探してみるのも楽しいであろう。

 なお、PRAY FOR KUMAMOTOフィギュア(くまモンver.)を販売している百貨店はこちらから確認することができる。

http://www.dept-charity2016.com/

<取材・文・撮影/都市商業研究所>

【都市商業研究所】

若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」

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ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8/20(土) 16:20

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