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堀井新太「怖いですよ(笑)。でも通らなきゃいけない道」

Smartザテレビジョン 8/21(日) 19:00配信

9月6日(火)東京・Bunkamuraシアターコクーンを皮切りに愛知、大阪、静岡で公演される舞台「家族の基礎~大道寺家の人々」。物語の中心は、父・松重豊、母・鈴木京香、長男・林遣都、長女・夏帆が暮らす大道寺家。そんな大道寺家の向かいに住む染田明司(そめた めいじ)を演じる、注目の若手俳優・堀井新太にインタビュー。作品の見どころから舞台に懸ける意気込み、さらに休みの過ごし方まで語ってもらった。

【写真を見る】堀井新太が本番を目前に控えた稽古場で取材に応じてくれた

――今作への出演が決まったときの感想をお伺いできますか?

演出が倉持裕さん、そしてキャストの皆さんと一緒にお芝居できる! 本当にうれしかったですね。僕も出演が決まって、いろんな役者さんに「見に来てください」って言っていたら、「倉持さんとやるんだ、いいなぁ」っておっしゃってくれる方ばかりで、こんな恵まれた環境でまたお芝居ができる、役者としてはこの上ない幸せですね。

――堀井さんの役どころについてお聞かせください。

松重豊(大道寺尚親役)さんの家族がいて、そこに家族同然のように居座る近所の子っていう(笑)。まぁ、そこには理由があって…。僕はその家族に憧れていて、自分ちは貧乏なんですけど、そういう思いがあって、悪気はなくて。でもはたから見たら「おまえ、おかしいだろ」っていう感じで面白く見える…そんな役どころです。

――堀井さん演じる染田明司はつかみどころのない役柄だと思うんですけど、どのように感じられておりますか?

明司って本当につかみどころがなくて。でもそれが役者としては非常に面白い部分で、演じるのがすごく難しいなとも思っていて。このつかみどころのないっていうところに、“みそ”があって。

台本に書いていない、しゃべっていない“間”とか好きなようにできる。自分が考えたようにそこをどう演じるか。でも倉持さんの本ってヒントが絶対に書いてあって、この答えが出てくるんですよ。

だからこそいろんなチャレンジをしては「違うな」とか。で、1カ月稽古した成果が本番で出る。でも今のイメージでいうと、無邪気さというか、愛されるというか、そんな役作りをしてますね。

――松重豊さん、鈴木京香さん、二人の大先輩との共演はいかがですか?

稽古場がキラキラしています(笑)。一緒に稽古していることが不思議で仕方ないですね。僕が小さい頃からテレビで見ていた方で、毎回稽古場に僕がいていいのか、そんな感じになってしまいます。稽古場に行くのが本当に楽しみで仕方ないです。

この前うれしかったのが、松重さんから「新太どうする?」って言われて、僕が「何がですか?」って言ったら、「稽古、やりたいところある?」って。「えっ、あ、じゃ、じゃあ、お願いします!」って言ったら京香さんも一緒にやることになって。「えーーー!」みたいな。すごくうれしかったですね。

―― 一方、林遣都さんと夏帆さんは同い年くらいですよね。共演されていかがですか?

いやぁ、すごいですね。役者としての力というか、同世代なのにすごいなとビシビシ感じますよ。一つ一つの動作にしろ、自分の役を組み立てる早さにしろ、毎日刺激を受けてます。

――舞台としては約2年ぶりでしょうか? この間ご自身で何か変わった点など感じることはありますか?

自分が演じるんですけど、“役”として生きている。その感覚を大事にするようになってからは、緊張というものはあまりしないですね。人に見られていると思った瞬間にアウトですね。

あんまり見られている感じはしないんですね。舞台上で生きている感覚になる。そういう部分で以前は、一つに狭まってしまったらそこしか見えなくなってしまうんですけど、今はいい意味で緊張感もありつつ、もっと広い視野で肩の力を抜いて演じられるようにはなってきているのが、自分的には前よりは変わったかなと。

今回の作品は、確実に自分のターニングポイントになる。この染田明司という役を演じきれたら役者としてレベルアップできる。今までいろんな監督とやってきて、打ち上げとかで「堀井はコメディーをやった方がいいよ」ってよく言われて。「おまえは愛嬌(あいきょう)があるから、愛嬌に面白さが加わったら無敵だよ」って言われて。「あぁ、そうなんだ!」って。

今回はコメディーの原点を学んでいるような気がして。基礎というか、そこは勉強していてすごく楽しいですね。狙わずにやる。そこに対して一生懸命やるのにずれているから面白いんだと。

僕も若いころはそっちじゃなくて、面白いことをやろうとしていて。ちゃんと基礎みたいなことを学べていますね。楽しいですよやっていて。でも、本番幕開けたらどうなるのかな(笑)。

――現在の心境として、怖さみたいな部分もあるのでしょうか?

怖いですよ(笑)。でも通らなきゃいけない道のような気もするんですよね、「家族の基礎」という舞台が。しかもこんなキャストの皆さんとシアターコクーンに立てるという。このタイミングでこれを演じられるのは大きいですよね。これを通らないで、他に作品をやっても同じような芝居にしか見えない感じもするんですよね。だからこれを通ることによって、本当にまた自分がなりたい魅力的な役者さんに近づけるのかなと。

――せりふの量も膨大だと思うんですが、堀井さんがせりふを覚えるのはどんなシチュエーションが多いのでしょうか?

夜寝る前ですね。夜寝る前に相手のせりふを吹き込んで、自分のところを抜いてやっていますね。空いたところは「あっ、これ俺のせりふだ」みたいな。そこで覚えてますね。意外と記憶力はいいのかな、1、2回くらいで覚えられますね。

最初の頃は全然(覚えられなかった)ですよ。覚えていてもステージに立つと「あれだけいっぱい覚えたのに…」(笑)。

――本番直前かと思うんですが、ことしは夏休み取れそうですか?

7月に旅行に行けました。海に行きましたね。海…ラブなんで(笑)。お休みの日がすんごい楽しくて。昔、きつい部活入っていたんで、野球部だったんですけど、練習がきつくて、その分休みの日は超楽しくて。真剣にやったことって一生残るじゃないですか。終わっても涙が出るみたいな。今公開してる映画「青空エール」に出演してあらためて思ったんですけど。人って熱中した方が人生面白いんじゃないかなって。

――舞台の期間中もお休みはあると思うんですが、海行っちゃいますか?

海行く体力は残っていないと思いますね(笑)。酒飲んでます現実は(笑)。前日に酒飲んで、昼まで寝ていて、起きて掃除とかして、夜うまい飯食いに行く…最高ですね(笑)。

最終更新:8/21(日) 19:00

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