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レアル今夏の補強はゼロ。全権掌握ジダンのマネジメント術が光る

webスポルティーバ 8/21(日) 14:55配信

「今のメンバーに満足している。31日まで時間はあるし、何があるかはわからないが、これから新たな補強があるとも退団選手が出るとも思っていない」

CLプレーオフに出場した久保裕也(ヤングボーイズ)

 例年であればスター選手獲得で夏の移籍市場の主役となっているレアル・マドリードだが、ジネディーヌ・ジダン監督は、事実上のメンバー編成終了を、プレシーズンのサンティアゴ・ベルナベウ杯後の記者会見で口にした。

 新しく獲得した選手は1人もいない。補強したのは、買い戻しオプションを行使して3200万ユーロ(約36億円)を支払いユベントスから買い戻したアルバロ・モラタと、レンタルから復帰させたマルコ・アセンシオ、ファビオ・コエントランの計3人。アセンシオを除けば、レアル・マドリードでのプレーの経験がある選手だ。

 退団者を見ても、契約が切れたアルバロ・アルベロアとビジャレアルに移籍したデニス・チェリシェフの2人だけ。いずれも昨シーズンは出場機会に恵まれておらず、戦力として大きな変化はない。

 もちろん、31日までまだ時間があることからいくつかの動きがあるかもしれない。だが、ジダンは今のメンバーを誰ひとり欠くことなくシーズンをスタートさせることを希望しており、断り切れないほどのオファーが届かない限り、選手の入れ替えはないだろう。

 アノエタでのレアル・ソシエダ戦(8月21日)から始まる新シーズン、ジダン率いるチームの戦い方は昨シーズンと大きな変更はない。BBC(カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドの3トップ)を軸とした速攻のスタイルがベースになることは間違いない。

「自分のアイデアを浸透させ、攻撃的かつ魅力的なサッカーを見せたい」

 監督就任時の所信表明でそう語っていたジダンだが、昨シーズンの戦い方を見ると、それは勝利を手にするための手堅いサッカーだった。レアル・マドリードの監督は結果だけでなく内容も求められる難しいポストである。過去にはファビオ・カペッロが、タイトルを獲得しながら「サッカーがつまらない」という理由で解任されたことがあった。

 だが今、フランス人監督に対してそのような批判は何ひとつ聞こえてこない。

 もちろん、それはサッカー史に残る偉大な選手であったことからクラブ、選手、サポーター、そしてメディアからリスペクトを勝ち得ていることが一番の要因だろう。だがそれだけでなく、ジダンの一個人としての実直な性格によるところも大きい。

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最終更新:8/21(日) 14:55

webスポルティーバ

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