ここから本文です

リオ五輪で沸いたゴルフ。東京五輪では「国別チーム戦」も登場か

webスポルティーバ 8/21(日) 18:20配信

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに五輪競技に復活した男子ゴルフ。多くのトップ選手が出場を辞退するという状況にあって、開幕前はさまざまな不安も囁かれていたが、最終日にはふたりのメジャーチャンプが見応えのある一騎討ちを披露。終わってみれば、大きな盛り上がりを見せた。

妖艶な色香漂う人妻ゴルファー、マリア・ベルチェノワ

 最後まで熾烈な優勝争いを見せたのは、2013年の全米オープン覇者でイギリス代表のジャスティン・ローズ(36歳/イングランド)と、7月の全英オープンで初のメジャー制覇を果たして、乗りに乗っているヘンリク・ステンソン(40歳/スウェーデン)。最終的には、通算15アンダーの同スコアで迎えた最終18番パー5、第3打のピッチショットを80cmにつけたローズがバーディーを奪って、同じ第3打を寄せ切れなかったステンソンを退けた。

 その戦いの空気感は、メジャーのそれとはまるで違っていた。歴史の1ページを刻むという興奮なのか、ゴルフへの思い、さらには国を背負って戦うプライドなのか、”五輪”が持つ特別な意味を、そこにいた誰もが感じていた。

 金メダルを獲得したローズが言う。

「今まで味わったことのない、なんという1週間だったのだろう。とにかく、英国を代表して戦った。表彰式で金メダルをかけられたとき、本当に感無量だった」

 惜しくも銀メダルに終わったステンソンもこう語る。

「今週は、メダルのためだけに戦った。本当は銀よりも金がよかったけれど、最後まで優勝争いをした自分のパフォーマンスを誇りに思う」

 3位には、最終日に爆発したマット・クーチャー(38歳/アメリカ)が入って銅メダルを獲得。開催地ブラジルのゴルフファンからも、お決まりの”クーッチ”という声援を受けて多大な人気を得ていた彼も、喜びのコメントを発した。

「これまでのゴルフ人生で、3位に入ってこんなにうれしかったことはない」

 今回、多くの競技で空席が目立つリオ五輪だが、ゴルフの最終日はチケットが完売。1万2000人を超えるファンがコースに足を運んだ。そのファンも、世界のトップ選手の戦いぶりを大いにエンジョイしたに違いない。そういう意味では、ゴルフの五輪復帰はひとまず成功と言えるだろう。

 ところで、そんな歴史に残る戦いの舞台から、自ら身を引いてしまった選手たちは、この大会をどう見て、どんなことを感じたのだろうか。

 ジョーダン・スピース(23歳/アメリカ)は、最終日に「63」をマークして母国に銅メダルをもたらしたクーチャーに、すぐさまお祝いのメッセージをツイートした。

「おめでとう、クーチ! 素晴らしいプレーだった。これで、僕の目標は2020年(の東京五輪)に母国の代表として戦うことだ」

 この文面からすると、今回辞退したことをスピースは、今頃ちょっと後悔しているのかもしれない。

1/2ページ

最終更新:8/21(日) 18:20

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ