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ヘーレンフェーン移籍は夢への第一歩。小林祐希が語る大いなる野心

webスポルティーバ 8/21(日) 19:00配信

 ヘーレンフェーンの入団記者会見で、小林祐希が着たユニフォームの背番号は「21」だった。この番号は、昨季までチームのキャプテンを務め、レフティーMFとして活躍したジョイ・ファン・デン・ベルフ(現レディング/イングランド)が背負っていたものと一緒だ。

小林祐希が信頼を寄せる本田圭佑

 はたしてヘーレンフェーンは、「ファン・デン・ベルフの後継者」として小林を獲得したのだろうか――。そう問うてみると、テクニカル・ディレクター(TD)のゲリー・ハムストラは笑いながら、即座にこう言って否定した。

「いいや、違うよ。21番の背番号は、祐希が自ら選んだものなんだ。そもそも、選手としてのタイプが違う」

 MFとして攻撃的にも守備的にもプレーでき、チーム事情によってはストライカーとしても前線に立ったポリバレントなファン・デン・ベルフは、ベテランとしてチームのメンター(助言者)という役割も果たしていた。しかし、小林はより中盤に特化し、洗練されたタイプだ。「小林はとてもテクニックが精巧な選手。とても創造性の溢れるMFだ」と、ハムストラTDは言う。21から21への背番号の継承は、たまたまだったらしい。

 一方、背負うことになった「21」への思いを、小林はこう語る。

「チームから『背番号3が空いているぞ。背番号14も空いているぞ』と言われたなかで、選んだのが21でした。ブラジルでは、『21番は若手がつける番号』と言われているんです。俺の好きなジダンや、シルバ、アイマール、ロナウジーニョも、みんな21番をつけていた。自分がヴェルディで、18歳で(レギュラー格として)デビューしたときも21番でした。

 オランダだったら、14番はクライフ。しかも、(ジュビロ磐田の一員として)日本にいたときは4番で、それに『1』を足せば『14』なんで、それもいいかなと思ったけれど、ありきたりというか、ミーハーな気がするから。再出発という意味で、21番をつけました」

 小林が21番の背番号を選んだという話は、またたく間にチーム内に知れわたり、「それ、去年のキャプテンと同じ番号だぞ」などと言われたという。

「移籍には時間がかかったのに、そういう話は早い」と、小林は苦笑する。

 6月ごろからメディアに流れ始めた「小林祐希、ヘーレンフェーン移籍」のウワサ。日本人選手は現時点でオランダの労働ビザが不要なく、欧州域外選手への高額な最低年俸は適用されないが、それも来年1月に打ち切りになるとあって、「ヘーレンフェーンは小林獲得をあきらめるのではないか」という報道がオランダではあった。

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最終更新:8/21(日) 19:00

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