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ブラジルを初の五輪金メダルに導いたネイマールが衝撃発言 「僕はキャプテンを降りる」

Football ZONE web 8/21(日) 14:40配信

ドイツとの決勝で先制弾 優勝決定のPK成功後にはピッチで号泣

 リオデジャネイロ五輪男子サッカーで、ブラジルを悲願の金メダル獲得に導いたFWネイマール(バルセロナ)が、代表の不振による国民のバッシングに苛まれていたことを告白。重責と批判を乗り切り、栄光をつかんだ24歳のエースは、ブラジル代表キャプテンの座から降りることを宣言した。

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 ドイツとの決勝は、1-1でPK戦に突入する死闘となった。ブラジル5人目のキッカーを務めたネイマールは、延長戦ですでに足がつっていた。それでもゴール右に優勝を決めるPKを沈めると、ピッチにひざまずき号泣した。サッカー王国の威信を懸け、開催国として優勝を至上命題とされるなか、同国初の金メダルを掴み取り重圧から解放された24歳のエースは、栄冠に辿り着くまでの苦しさを語った。

「みんな自分たちについて、いろいろなことを言っていた。でも、僕たちはフットボールで回答した。人生で最も幸せなものの一つなんだ。これからどうするって? いろいろと我慢しなければいけないだろうね」

 ネイマールはブラジルテレビ局「オ・グローボTV」でこう語った。この日は先制の直接FKを決め、PK戦で5人目のキッカーを務める重圧にも耐え切ったが、グループリーグ初戦の南アフリカ戦、第2戦のイラク戦と2試合連続のスコアレスドローに終わると、チームは大バッシングを浴びた。スタジアムでは大観衆からブラジル女子代表のエースFWマルタの名前を連呼される屈辱を味わい、ネイマールもオフ中のパーティ三昧に加えて、「高給取りの男子代表がなんで結果を出せない」と大バッシングを浴びた。

「キャプテンを務めるのは栄誉だけれど…」

 こうした声に、ネイマールは人知れず傷ついていたが、決勝トーナメント突入後に大爆発。準々決勝のコロンビア戦では直接FK弾、準決勝ホンジュラス戦では五輪史上最速となる“14秒弾”を決めるなど、大会3ゴールの活躍で重責を果たした。だが、24歳の若さでエースと背番号10、そしてキャプテンという大役を務め上げてきたネイマールの口から、セレソン主将の座から降りるという衝撃発言が飛び出した。

「僕は代表主将のキャプテンマークを託された。愛情とともに受け取り、誇りとしてきた。キャプテンを務めることは栄誉だけれど、ここで降りたい。チッチ(代表監督)は今から、別のキャプテンを探すことになる」

 ブラジルテレビ局「スポルTV」で、ネイマールはこのように語った。パリ・サンジェルマンDFチアゴ・シウバらベテランにキャプテンマークを託し、“魔術師”はフィールド上での働きに専念することを願っていた。“キャプテン”ネイマールの姿は、リオ五輪で見納めとなるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/21(日) 14:40

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