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『奥村雄樹による高橋尚愛』展:二人の希有な関係性こそが新しい価値観

ローリングストーン日本版 8/21(日) 11:00配信

二人のアーティストの時代を超えた出会い

現代美術においては、見方ひとつで 作品を生かすこともあやめることもできる。それを証明するかのような 本展では、高橋尚愛の不可視な存在がキーだ。1940年生まれの高橋は、62年にミラノでルーチョ・フォンタナの、69年から40年間ニューヨークでロバート・ラウシェンバーグのアシスタントをしていた。華やか な交友関係の一方で、アートの表舞台から消えていた高橋の名前を資料で知った奥村雄樹はリサーチを進める。高橋本人とも接触し、二人の交流が発展した展示では、高橋が1970年代にジャスパー・ジョーンズら22名にアメリカ地図を描いてもらった作品、奥村が高橋を演じてインタヴューに答える映像など、記憶と時代と作家性とが秀逸に交錯していく。二人の希有な関係性こそが新しい価値観であり、展示空間のなかで瑞々しく息づいている。



『奥村雄樹による高橋尚愛』展
~2016年9月4日
銀座メゾンエルメス フォーラム
開館時間:月~土11:00~20:00(最終入場は19:30まで) 日11:00~19:00(最終入場は18:30まで) 休館日:会期中無休 入場料:無料 03-3569-3300
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/archives/54369/

Nao Amino

最終更新:8/21(日) 11:00

ローリングストーン日本版

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