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バリ島の印象を一新させる野生の王国 西部の国立公園で大自然に抱かれる

CREA WEB 2016/8/21(日) 12:01配信

#104 Menjanganムンジャンガン(インドネシア)
同じ島とは思えないほど風景が変貌!

 インドネシア・バリ島の西部のほぼ半分を占める、この島唯一の国立公園「バリ西部国立公園」。

 一度バリ島へ旅したことがある方ならば、島のイメージをなんとなく持っているでしょうが、このエリアは南部ビーチリゾートとも、山間部のウブドともまるで違います。なんせングラ・ライ国際空港から車で約3時間30分~4時間も離れているのですから。

 植物にはあまり詳しくないのですが、南部ビーチリゾートから海岸線を北上するにつれ、ヤシの木のような熱帯系から、高原やサバンナで見かけるタイプに草木が変わってきます。その風景の変わりようといったら、同じ島とは思えないほど。また、季節によっても、乾季はカラカラに乾燥していますが、雨季にはしっとりと潤いのある緑に覆われます。

 しかも、バリ西部国立公園にはサンゴ礁の海やマングローブの林があり、草原もあれば熱帯雨林もあり、多彩な自然環境に恵まれています。しかも、温泉までもあるのです。そして上質なリゾートホテルも(ホテルの中には全室温泉付きも)! 

 その一方、ショッピングや食べ歩き、ナイトスポットなどの街遊びはできないのですが……。煩悩は捨て(!? )、自然を舞台に遊ぶのが、ここでの過ごし方といえそうです。

“幻の鳥”を目撃できたらラッキー!

 たとえば、バードウォッチング。

 見られたら超ラッキーなのは、羽と尾の先が黒く縁取られ、アイシャドウのように目の周りがブルーの真っ白な鳥、バリ・スターリング(和名カンムリシロムク。別名ジャラ・プティ)。バリ島だけに生息し、バリ絵画の題材として描かれることがあり、“幻の鳥”とも言われています。他にも約200種もの鳥たちが生息しているサンクチュアリなのです。

 また、乗馬やカヤックを通して、自然を愛でるのもポピュラーです。

 オススメは乗馬! コースに出る前に、馬のあやし方などの簡単なレクチャーがあるので、まったくの初心者でも心配ご無用。パッカパッカと馬の背に揺られながら、木立の合間やビーチ沿いなどを進み、いつもと違う目の高さから見る自然は、さらにスケール感が増して感じられます。乗馬の途中で、野生のサルやイノシシに出会うことも! 

 野生動物といえば、ある朝、ホテルの窓からふと眼下の海へ視界を転じたところ、海面に動く2つの影が。犬やイノシシよりも大きく、なんだろう?  と目を凝らしてみると、なんと鹿の親子! 鹿って、上手に泳ぐのですねー! (ちなみに、“ムンジャンガン”とはインドネシア語で“鹿”を意味するのだそうです)

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最終更新:2016/8/21(日) 12:01

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