ここから本文です

スマホネイティブ世代がつくる“スマホオンリー時代”とは

@DIME 8/22(月) 7:20配信

日曜日の洗車は何気に癒やしの時間だったけど、最近ふと、洗車をする機会が減ったなと感じる。それもそのはず。明日雨が降るかどうかを「スマホ」がタイムリーに教えてくれるから。洗車した次の日にどしゃぶりの雨、なんて萎えるし。雨が降るなら洗車は止めようというワケだ。しかもご丁寧に「洗車指数」なるものを調べるアプリも存在する。気がつけば、手のひらサイズのあの機器によって私たちのライフスタイルは大きく変わっている。

そこでジャストシステムのセルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用した調査およびマーケティングリポートから、興味深いテーマを抜粋してみた。スマホと私たちの生活との意外な接点が見えてくる?

・20代の約3割がスマホ利用によって、「洗濯物を雨に濡らす機会が減った」

・30代の3割が、スマートフォンを利用するようになって「銀行の窓口に行かなくなった」

・3人に1人が、「雑誌広告を見る機会が減った」と回答

■いわゆるスマホネイティブ世代ってどうなの?

○○世代っていろいろある。「スマホネイティブ世代」のことをいろいろ考える前に世代分けについてサラッとおさらいしてみよう。ついでにLINEとスマホの利用率も調べてみた。

いわゆる、「氷河期世代」のあと、「ゆとり世代」ぐらいからインターネットや携帯電話が当たり前になってきたようだ(ウィキペディアより)。「スマホネイティブ世代」については諸説あるが、ここではiPhoneが日本ではじめて発売された2008年に15歳以下だった人ということにしている。MRCで行なった2016年6月度月次定点調査の数字を入れているが、「スマホネイティブ世代」のスマホ利用率は90.8%。LINE利用率は82.1%。団塊世代と比べるとスゴイ差だ。まさにスマホネイティブといえる。

■10代で加速するパソコン離れ

さて、そんな「スマホネイティブ世代」ど真ん中の10代ではスマホがライフスタイルさらに驚きの影響を与えている。

・スマートフォン利用後のテレビ視聴時間の減少を、10代では49.4%が認識

・10代でパソコン離れが急加速。パソコンからのネット接続は、1年で約3分の2に

■SNSが若者の消費行動に与える強烈なインパクト

SNS疲れ、とか離れとかいろいろ言われているが、若者の行動に対して強烈なインセンティブになっているのがSNS。

・20代女性の4人に1人は、クリスマスの思い出を「Instagram」に投稿

クリスマスイルミネーションごしの自分。さぞかしインスタに映えることだろう。もはやクリスマスを楽しむというより、インスタを充実させるため?

・3割近くがクリスマス時期になると、SNSへの投稿をより意識するように

・10代の4割以上がレジャー時、「SNSネタとして使えるか」を重視

■スマホネイティブ世代ではなくスマホオンリー「時代」

さて。結局スマホは私たちのライフスタイルをどう変えたのだろうか?MRCでの調査結果を分析する。

スマホへの移行によって、時間や場所という制約が薄れ、好きな情報を好きなときに消費できるようになった。さらにサービス提供者と消費者間の、情報の非対称性もやわらいだ。その結果として、新たな「マッチングの機会」が発生するようになった、とも考えられそうだ。

そして、忘れてはならい事実としては「スマホネイティブ世代」の90%以上がスマホを利用しているということ。そして、現在20代前半の彼らはあと数年で30代。所得も増え、コアな消費者になるとういこと。つまり、マーケティングの主戦場が「スマホオンリー」になるのは、もう数年後かもしれない。


文/編集部

@DIME編集部

最終更新:8/22(月) 7:20

@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年1月号
11月16日発売

定価630円

ヒット商品&トレンド大予測!
ふるさと納税駆け込み攻略ガイド!
発表!小学館DIMEトレンド大賞
別冊 DIME創刊号付き