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コスメ情報が多すぎて何を選べばいいかわからない人、必読! [mi-mollet]

講談社 JOSEISHI.NET 8/22(月) 18:00配信

ロロさんからの質問

Q. 情報があふれすぎていて、何を選んだらいいのかわかりません……。

スキンケアや洗剤など、できるだけ自分の肌や地球環境に良いものを選びたいと思っています。しかし考えれば考えるほど、何が良いのか分からなくなり、自分で選択できない状態に陥っています。たとえば、あるオーガニックコスメの第一人者と、担当の有名美容師さんオススメのオーガニックコスメ……。どちらも自信を持っていらっしゃるうえ、ご自身もお綺麗で説得力があるため、どちらを信頼したらいいのか迷ってします。また話は変わりますが、合成洗剤を使う親は毒親という考えが子どもの園で広がり、割高ではあるものの生分解性100%と謳っている商品を使うようにしました。ところが、「生分解に費やされる時間が短いものでないと意味がない」と言われ、私が選んだ商品ではその情報が得られなかったために反論することができず、肩身の狭い思いをしました。スキンケアや洗剤の肌や環境への影響について、小林先生でしたら周囲の声に対してどのような返事をなさるのか、アドバイスいただけないでしょうか。(42歳)

特別ゲスト 小林照子先生の回答

A. 完璧を追求し始めるときりがない。 それより人間が本来持つ免疫力を、もう少し信じてみては?

これはね、ビジネスというものについてまず考えてみましょう。

人々が何を刺激されると購買欲が起きやすいかというと、その大きなものの一つに、安全を求める心理や化学的なものに対する恐怖心、環境問題などがあるのですよ。こういった意識が強い人たちに「オーガニックですよ」と訴えると、共感が得られやすいものです。

安全や環境に思いが強い人たちには、専門知識をもって語る人もいれば、自身の体験や人から聞いた話をもとに語る人もいます。そうするとAさんはこう言うけど、Bさんはそれとは正反対のことを言う。そういった矛盾が生じてくることも多いもの。その結果、一体何が正しいのか分からなくなる……。ロロさんはここに行き着いたのですよね。その流れは、私は正しいと思いますよ。でもね、正解を求め始めると切りがないものなのですよ。

そんなときは、こう考えてみて。本来人間とは、“抵抗力”という力を持っているもの。そっちを鍛えることも大事じゃない?と。

オーガニックとは、ざっくり言うと、農薬や化学薬品など、何の混じりけもない植物から作られた食品や化粧品のことですよね。でもね、今は気を遣ってオーガニック製品を使っていたとしても、昔は知らずにオーガニックではないものを使っていた時代もあるはず。ロロさんが弱かったら、そのとき負けちゃっているはず。
たとえば子供は、泥遊びをしていて、うっかり泥が口に入ってしまうこともありますよね。それでお腹を壊したり熱を出したりすることもあるかもしれないけど、克服しているでしょう? たとえ間違ったものを体内に入れたとしても、私たちには免疫力というものがあるのよ。

そういう抵抗力や回復力、判断力を身につけておくことのほうが、大事じゃないかしら。たとえば紫外線への抵抗力を強める食生活はどうしたらいいか、紫外線をたくさん浴びてしまったらどうケアするか……。農薬のことを気にするより、そっちの探究心を追求してごらんなさい。

私たちには本能的な判断力もあるもの。パッケージに書かれている情報が安全と言っているから、と信じてしまうけど、匂いや味覚といったことで、「これは大丈夫」「これは危険」とある程度察知できるはずなんですよ。

大事なのは、“原始”に戻ることだと思いますよ(笑)。

いかがですか?
小林照子先生の回答、ぜひご参考になさってください。

小林照子(こばやしてるこ)
1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、青山ビューティ学院高等部・中等部、同・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。

最終更新:8/22(月) 18:00

講談社 JOSEISHI.NET