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ヘッジファンド、日銀・・・市場参加者の真の思惑から見える注目銘柄

会社四季報オンライン 8/22(月) 20:31配信

 日経平均株価は1万6000円台後半で動きが止まっており、株価指数も方向感に乏しい展開になっている。昨年は8月になって米国の利上げなどへの懸念から売り急ぐ動きも見られたが、今年は昨年以上に為替の状況などが厳しい割に、値持ちの良い展開になっている。

 足元は日銀の買いが期待されて下げ渋りということになっているが、先週の動きを見ていると、円高にもかかわらず「輸出株買い・内需株売り」の動きが見られる。特に昨年から大きく上昇となっていた食品株などにまとまった売りが見られ、株価が大きく下落しているものが目立つ。逆に、自動車株など輸出株は円高の影響を大きく受けそうだが、堅調な値動きとなっている。

 一方、日銀の買いが期待される割には、指数に影響の大きな銘柄の上値も重くなっている。単純にPER(株価収益率)などで見た場合に、相対的には銀行株や商社株などは割安であり、食品株などは割高と言える。とはいえ、将来を考えると、食品株への安心感と銀行株などへの不安がまだ株価に反映されていないような気がする。

 このような株価の動きを見ていると、足元の相場は企業業績の先行きや海外への不安や安心感から売り買いされているということではなく、単純に目先の需給だけでの動きとなっているのではないか。昨年同様、持ち高調整の売り買いが相場の主体となっているように思う。

■ 参加者は増えるか? 

 株式市場がここからさらに上昇していくためには、市場参加者が増えることが必要だろう。市場参加者が多ければ、一握りの投資家の持ち高調整の売り買いで相場全体が振られるということもなく、為替の動向などにも素直に反応することになる。

 足元の主な市場参加者が、目先の値動きを追い回すような投機家、一方向に持ち高を動かすヘッジファンド、そして日銀ということであれば、彼らの多くは「動いた方に動く」ことになる。日銀は主力銘柄を買うだけ、そしてヘッジファンドは持ち高の調整ということであれば、ヘッジファンドが売り切った銘柄で日銀が買うような銘柄が、ここからは注目されるのではないか。

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最終更新:8/24(水) 17:31

会社四季報オンライン

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