ここから本文です

ビジネスパーソンも生かせる、『般若心経』の教え

ライフハッカー[日本版] 8/23(火) 20:10配信

『シンプルに働く』(名取芳彦著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、英語教師を経て、江戸川区の元結不動密蔵院の住職になったという異例の経歴の持ち主。写仏の会、読経の会、法話の会などを主催するだけでなく、聲明(お経に一定の音符をつけて唱えること)のライブや講演なども積極的に行っているのだそうです。そして本書で訴えかけているのは、『般若心経』が教えてくれるシンプルな働き方。

”わずか二百七十文字程度の『般若心経』は、シンプルに行き、働くのを邪魔する私たちのこだわりを、簡潔に取り除いてくれるヒント満載のお経です。
他の多くの経典と異なり、『般若心経』は、仏さまの力や功徳の偉大さには、全くと言っていいほど触れず、私たちの存在や世の中のあり方を、“空(くう)“という大原則で分析していきます。その意味で、『般若心経』は宗教的というより哲学的な展開をします。「それをしたら、どうなりますか」と理屈優先で物事を考えてしまう人にぴったりかもしれません。
(「はじめに」より)”

仏教は2500年ほど前に、「『いつでも、どんなことが起こっても、心が穏やかでいたい人、この指、と~まれ』とお釈迦さまが指を高く突き上げてスタートしたようなもの」なのだと著者は表現しています。

また、お釈迦さま自身は、「(見ることもできない)仏さまをただ信じなさい」とはおっしゃらなかっただろうとも記しています。つまり、それほど親しみやすいものだということ。そこで本書では、そんな『般若心経』の考え方に基づいて、現代人の悩みに対する答えを導き出しているのです。

「自分の都合」に気づくと、多くの悩みは解決する

”Q:職場で人間関係がこじれています。なぜかみんな私に風当たりが強く、話しかけてこない。お茶も私にだけ淹れてくれない。私と話した人は怒られるなど、かなり理不尽なことばかりされていて、我慢の限界です。一度こじれた人間関係の修復をどうすればいいかわかりません。”

お釈迦さまがインド北部に生まれたのは、紀元前400年ごろ。そして以後、自分が抱える苦悩が“自分の都合どおりにならないこと“に起因しているのを痛感し、29歳で出家したのだそうです。その結果、35歳で悟りを開き、心がこよなく穏やかになったのだとか。この状態を「彼岸に至る(波羅蜜多)」というそうです。

苦しみの原因の大半は「自分の都合」。だから、都合を少なくすれば、苦は減少するといいます。とはいえ、希望や夢なども「こうありたい」という「自分の都合」なので、それを少なくするのはなかなか困難。そこで大切なのが、『般若心経』で扱う智慧(般若)だといいます。

周囲から意地悪されるのは、きっとそれなりの理由があるから。まず、その理由を考えるのが智慧だということです。考えてもわからないのであれば、「私のどこがいけないのでしょうか」と素直に聞けばいい。それも智慧。

でも、なぜ他人の意見を聞く必要があるのでしょうか? それは「心穏やかでいたい」と願うから。仏教では、「心穏やかな悟りを目指す」「人を救う」などの都合は“大願(たいがん)“として肯定されるそうです。だからこそ、人をも幸せにする大願を胸に、時間をかけて人間関係の修復をしてみてくださいと著者は提案しています。(22ページより)

1/3ページ

最終更新:8/23(火) 20:10

ライフハッカー[日本版]

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフハッカー[日本版]

株式会社メディアジーン

毎日更新中

最新ITサービス使いこなしガイド
ビジネス向けガジェット/ツール紹介
いま使える節約マネーハック術
モチベーションを上げるマインドハック

Yahoo!ニュースからのお知らせ