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地上17階の日本旅館「星のや東京」オープン

GQ JAPAN 8/23(火) 15:36配信

東京で名ホテルを探すなら丸の内、というのが定説になりつつある今日この頃。もう一軒、見逃せないホテルが2016年7月にオープンした。「星のや東京」は地上17階の日本旅館を謳う。

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「もう行きました?」

丸の内かいわいに建つ高級ホテルのPR担当者から必ずといっていいほど訊かれるのが「星のや東京」。同業者から熱い注目を集めるここは、大手町の中心に建つ一棟型ホテルだ。

しかし、「コンセプトは“塔の日本旅館”」という。「地下2階、地上17階の縦の空間に日本旅館の要素を組み込みました。日本旅館ならではのおもてなしを提供します」と星のや東京の広報担当者は言う。

「星のや」ブランドは、これまで日本各地に4軒。一軒めは2005年開業の「星のや軽井沢」。温泉旅館を西洋のリゾートスタイルと融合させたユニークさで話題になった。続いて、全室が嵐山のリバービューという「星のや京都」、珊瑚の島に作られた「星のや竹富島」、最近グランピングという娯楽スタイルを提供して話題を呼んでいる「星のや富士」と続いてきた。

2016年7月20日にオープンした「星のや東京」は、まだレストランなど一般に公開していないこともあり、知るひとぞ知るある種のハイダウェイだ。というのも、入り口で靴を脱いで畳の感触を感じながら自分の宿泊階直行のエレベーターを使っていく感覚──これをハイダウェイ(隠れ家的リゾート)と言わずして何と言うだろうか。50平米と80平米、仕様の違いを入れて3種類用意された客室は畳の間、竹素材のクローゼットなど自然の素材に特徴がある。

「部屋を彩る灯りには、行灯(あんどん)をイメージした江戸小紋の矢羽根柄スタンドライトを用い、低い位置からの光で、落ち着いた照明にしています」(広報担当者)というように、日本的なモチーフが多い。インバウンドのゲストには異国情緒たっぷりに感じられるだろう。いっぽう日本文化に親しんでいるゲストには、じつに落ち着く空間が出来上がっている。温泉があることも大きな特徴だ。

「世界でも珍しい、土地の文化を反映した宿泊施設が“日本旅館”。しかし、日本が近代化する過程で勢いを失い、進化を止めていました」。星のや東京を開業した星野リゾートの星野佳路代表は言う。「今、私たちは日本旅館を再び進化させて行きたいと考えています」。

そこには、海外へ日本旅館を進出させる計画も含まれているという。実際、「星のやバリ」の計画が進行中なのだ。

小川フミオ

最終更新:8/24(水) 13:20

GQ JAPAN

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