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エースのバーディーも懇願。 「岡崎慎司のハードワークが必要だ」

webスポルティーバ 8/23(火) 14:10配信

「自分たちが何をやらなければいけないのかを取り戻すゲームだった。たぶん、ハル・シティとの開幕戦に敗れて、少し自信を失いかけていたと思うんですけど、ひとつひとつ、やっぱり泥臭く1点を獲りに行くのが、自分たちのサッカーであることを思い出しました」

【写真】チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督

 試合後のミックスゾーンに姿を見せた岡崎慎司は、開口一番にアーセナルとのプレミアリーグ第2節をこのように振り返った。

 1-2で落としたハルとの開幕戦は、結果もさることながら、内容的にも不安を残す試合となった。新戦力のアーメド・ムサを2トップの一角に、若手のデマライ・グレイをサイドMFに配した新布陣はまったくと言っていいほど機能せず、敗戦の主因になった。

 そこで今節では、昨シーズン優勝の原動力だった岡崎慎司とMFマーク・オルブライトンを先発に復帰させた。チェルシーに移籍したMFエンゴロ・カンテをのぞき、昨シーズンの不動メンバーをピッチに送り出したクラウディオ・ラニエリ監督の采配からも、「原点に戻って嫌な流れを断ち切ろう」というメッセージが伝わってきた。

 そのなかで、岡崎はどのような気持ちで試合に臨んだのか――。昨シーズンから「ゴールを獲りたい」と呪文のように唱えている日本代表FWだが、バランスを大きく崩している今のチームに必要なのは、むしろ献身的な動き、そしてハードワークである。自身の得点はもちろん大事だが、このアーセナル戦はチームが原点に立ち返るために、「動き回るのがテーマだった」と明かす。

「開幕戦を終えて、チームメイトから、『シンジが必要だ』と声をかけられた。(ジェイミー・)バーディーにも、『オマエが前からプレスをかけてくれるのは助かる。あのような動きがチームには必要だ』と言われた。自分としては点を獲りたいし、前にも行きたいけど、チームメイトはそう思ってくれている。だから、チームがいい雰囲気を取り戻すまで、特に今日は我慢のプレーだったかなと思います」

 実際、岡崎のプレーは効果的だった。前線から精力的にプレスをかけ続けることで、レスターのストロングポイントである躍動感を取り戻した。しかも、中盤の密集地帯でボールを受けることで、パス回しにリズムが生まれた。岡崎が敵を引きつければ、最前線に残るバーディーにもスペースが生まれ、イングランド代表FWのスピードは前節よりも生きるようになった。岡崎は言う。

「バーディーとのコンビはすごくよかったと思います。たとえば、俺らがボールを奪った後、バーディーにはスペースに飛び出す時間が必要だと思うんです。でも、僕が中央にいないと、そこでワンクッション入らないから、抜け出す時間が生まれない」

「チームに一体感が出るのが一番大事。守っているとき、『チーム全体で守ろう』という意識がこのチームにありますよね。自分はそういう役目ができる。そこは意識しました」

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最終更新:8/23(火) 14:10

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