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「大谷翔平を日本シリーズへ!」異次元の活躍、日本球界の歴史に名を刻め

ベースボールチャンネル 8/23(火) 17:00配信

いつの間にか首位と肉薄

 引き分け数の関係で「-0.5ゲーム差の2位」(!)で迎えた8月19、20、21日の天王山だ。ファイターズは雲の彼方にかすんで見えなかったソフトバンクをついにとらえ、本拠地・札幌ドームにて3連戦を戦ったのだ。

 読者は天王山という山がどこにあるか知っているか? 京都府だ。山崎の戦いだ。僕は阪急京都線の大山崎駅で降りて「天王山ハイキングコース」を山頂まで登ったことがある。何でかっていうと、いつか必ず天王山を迎える日が来ると思ったからだ。天王山を体感しておきたかった。もう10年以上も前のことになる。無駄ではなかったなぁ。野球ファンはこれぐらいしとかないとダメだ。「いよいよソフトバンクと天王山ですよ」と言われて、あぁ、あの山ね、と答えるようでありたい。

 その天王山だ。ファイターズは目立たぬようにせっせと連勝を重ね、「6月に優勝マジック点灯か?」と噂された無敵のソフトバンクを追い上げていた。いよいよ射程にとらえてからはリオ五輪と甲子園がうまい具合いの煙幕になった。この首位攻防戦だって北海高校の甲子園決勝進出に比べれば北海道メディアの扱いは小さい。それでいいのだ。忍者作戦なのだ。可能であればソフバンさんすらうっかりして気がつかないうちにしれっと首位に立ちたい。

 が、さすがに気づかれてしまっていた。天王山だから。実際は270メートルの地味な小山なんだけどなぁ。ソフトバンクは8月の戦績が芳しくなく、この3連戦も連敗中で迎えていた。そりゃ気合いも入りますね。抜き足差し足忍び足で急接近したファイターズとしたら、いきなり「ものども、出会え出会え~!」と抜刀したソフバン侍が駆けつけてきた感じだ。

 ソフバン侍強い。いきなり第1戦第2戦を取られた。第1戦は和田毅が抜群の出来で、第2戦はうちの宮西尚生がリードを守れなかった。ソフトバンクはベテラン、中堅が働いたなぁ。和田はもちろん、細川亨のリードも見応えあった(打率が1割台でも工藤監督は細川を使った。短期決戦並みの用兵!)。内川聖一、吉村裕基、長谷川勇也の0VER30組がいちいち含蓄あるんだ。嫌なところで心憎い仕事をした。

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最終更新:8/23(火) 17:00

ベースボールチャンネル

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