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日本サッカー界にとって 五輪ほど「オイシイ」大会はない

webスポルティーバ 8/23(火) 14:30配信

 これぞ、大団円。まさにそんな幕切れだった。

 リオデジャネイロ五輪の男子サッカー決勝は、地元ブラジルがドイツを1-1からのPK戦(5-4)で下して、初めての金メダルを獲得した。

【写真】≪女子サッカー界のイブラヒモビッチ≫■コソヴァレ・アスラニ(27歳)

 これまでW杯はもちろん、U-17、U-20それぞれのW杯でも優勝を果たしてきたブラジルにとって、唯一欠けていたタイトルが五輪。過去、何度も優勝候補として臨みながら、不思議と手が届かなかった栄冠を、ようやく手にした。

 今回のリオ五輪では、ブラジルはさまざまな競技でいくつものメダルを獲得してきたわけだが、ブラジルの人たちが最も望んでいたのは、この金メダルだったに違いない。最後にFWネイマールがPKを決めた瞬間、スタジアム全体に耳をつんざくような歓声が響き、スタンドを埋めた観客のボルテージは最高潮に達した。

 ときはリオ五輪閉幕前夜。開催国ブラジルにとっては大会の締めくくりにふさわしい、初の金メダル獲得となった。

 とはいえ、ブラジルの初優勝に水を差すわけではないが、肝心の試合内容はというと、やや締まりに欠けた印象は否めない。

 どちらのチームもイージーミスが目立ち、ボールはブラジルとドイツの間を行ったり来たり。結果としてオープンな打ち合いになったため、見ている観客にとってはハラハラドキドキの面白い試合だったかもしれないが、U-23世代の世界一を決める試合としては、少なからずガッカリするところがあったのも確かだ。

 それは、決して決勝だけのことではない。

 大会全体を通じて、内容的に物足りない試合が多く、際立った活躍を見せる選手もほとんどいなかった。

 出場各国がベストメンバーを集めるのに苦労し、十分な準備期間もないまま大会に入らなければならない。事実上、五輪本大会のためだけに編成している急造チームがほとんどでは、内容を求めるのは無理な話なのかもしれない。

 そもそも予選方式からして、大陸連盟ごとに対応がバラバラ。4年間の集大成として五輪にすべてをかける他競技に比べ、残念ながらサッカー界では、五輪に対する熱はかなり低い。

 サッカーにおける五輪は、基本的にU-17、U-20それぞれのW杯と並ぶ、年代別世界大会のひとつと考えていい。年齢制限を受けないオーバーエイジの選手を3人まで加えることができるものの、ベースは23歳以下の世界大会である。

 ただし、その実態は試合内容からもわかるように、各国からかなり軽視されているのが現状だ。今後、その姿勢が急激に変化するとは考えにくく、むしろ軽視傾向は、望むと望まざるとにかかわらず、強まってさえいる。

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最終更新:8/23(火) 15:52

webスポルティーバ

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