ここから本文です

テムズ河に浮かぶ緑いっぱいの文化空間 フローティング・ガーデンがこの夏誕生!

CREA WEB 8/23(火) 12:01配信

フード、ファーミング、カルチャーが一緒になった「植物」を愛護する新文化施設

 テムズ河の両岸をつなぐケーブルカーのたもと、ノース・グリニッジの新開発地域に、新しいフローティング・ガーデン「Farmopolis(ファーモポリス)」が2016年7月30日にオープンしました。

 いくつものビニールハウスが連なったような形状のこのFarmopolisは、今年のチェルシー・フラワーショーで使われた、約1万5000もの植物を再利用した、緑溢れる新しいかたちの文化施設です。

 フード、ファーミング、カルチャーを融合させ、緑を楽しみながらカフェで供されるフードやドリンクを楽しむもよし、日替わりで開催されるワークショップやイベントに参加するもよし、ロンドンの楽しみ方をまたひとつ広げてくれそうなスポットです。

 ガーデン関係のデザインや建築を手掛けるWayward社と、イベント会社のSecret Productions社がタッグを組み、実現したものですが、両社とも代表が女性というのも興味深いところ。日替わりイベントのリストを見ても、フラワーデザインや、かぎ針編みなど、女性に好まれそうなワークショップが目白押しです。

オープニング・パーティーには今後を予想させるプチ・ワークショップの数々が

 オープン2日前に開催されたプレス向けのオープニング・パーティーは、フード&ドリンクはもちろん、音楽やワークショップから、パネル・ディスカッションまで、今後の多彩なイベントを感じさせる催し物がいっぱいの一夜。

 小さなブーケを作ってくれるコーナーや、ハーブを調合して自分だけの薬草サシェや、生花で指輪を作るコーナーも。スカートのなかに風船をしのばせて踊る女性ダンサー・デュオのパフォーマンスに会場も盛り上がり、一緒に踊る観客の姿も見られました。

 パネル・ディスカッションでは、Farmopolisのふたりの女性ディレクター、ヘザー・リングさんとジョー・ヴィドラーさんをはじめ、4人のパネリストが、植物とサステナビリティについて熱い意見を交わしていました。Farmopolisでは、「ホームレス」になった植物の里親探しも行っていく、という話も。この日も、行き場のないたくさんの鉢植えが会場前に置かれ、これらは希望者によって次々と引き取られていきました。

 今後は、野菜やハーブの栽培も行い、「畑からテーブルへ」をコンセプトとしている併設のカフェで供されるとのこと。自給自足できない分に関しても、なるべく地元の畑から仕入れたものを使う、というポリシーだそうで、今後のメニューが期待されます。

 ただ見学するだけなら、無料(任意で3ポンド程度の寄付を推奨)なので、ケーブルカーに乗る前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Farmopolis(ファーモポリス)
所在地 The Jetty, Greenwich Peninsula, London SE10 0FL
営業時間 10:00~21:30
定休日 月曜日
URL http://www.farmopolis.com/

安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com

安田和代

最終更新:8/23(火) 12:01

CREA WEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

CREA

文藝春秋

2016年12月号
11月7日発売

定価780円(税込)

おいしいもの、買いたいものいろいろ
贈りものバイブル

毎日使いたいベストコスメ発表!
村上春樹「東京するめクラブ」より熊本再訪のご報告

ほか