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雲海に浮かぶ「天空の城」絶景の狙い目は“秋”

R25 8月24日(水)7時0分配信

CMロケ地となったことで、一躍有名になった“天空の城”竹田城跡。兵庫県朝来市の小高い山の頂上に位置するこの城跡は、雲海が発生するとまるで空に浮かぶ城のように見える。一度でいいから、雲海に浮かぶ姿を目の当たりにしたい…。そう思ったら、ぜひこの秋に行ってみよう。なんでも、竹田城と雲海の組み合わせを見るなら「10~11月がベストシーズン」らしいのだ。ということで、地元である朝来市観光交流課の楠佑介さんに取材。竹田城跡を訪問する際のポイントを伺った。

「天空の城を満喫するには、とにかく『雲海の発生』が絶対条件です。発生しやすい気候条件としては、10~11月の晴れた日で、天気予報の最高気温と最低気温の温度差が10℃以上あるとき。絶対とはいえませんが、こういう日は、雲海が発生しやすいといえます。雲海は朝7時を過ぎると消え始めるので、5時か6時頃には竹田城跡まで登っておきましょう」

竹田城跡は、季節ごとに入城できる時間が異なっており、9~11月は朝4時から入城可能。城跡のある山頂は標高353.7mとそれほど高くないが、最寄りの駐車場となる「山城の郷」からは徒歩で40分ほどかかる。この時期は駐車場もすぐ埋まるため、早起きして向かうことが絶対だ。

「早朝は暗いので、必ず懐中電灯を持参してください。気温も冷え込むため、防寒は万全に。とはいえそれなりに歩きますから、暑くなったらすぐ脱げる服がいいでしょう。途中までは舗装されていますが、登り道ですし運動靴が望ましいですね」

城郭はそれなりに広く、歩いて回れるため、雲海が発生すれば“空中散歩”を味わえる。また、竹田城の石垣は、大きさの違う石を組み合わせて積む「野面積み」という珍しい技法が使われており、「こちらも見どころです」と楠さんは言う。そして、テレビ番組やCMなどで目にするあの絶景を楽しむ方法も教えてくれた。

「竹田城跡を見下ろせる位置にある『立雲峡』に登るのもオススメです。日頃よく見る『雲海に浮かぶ城跡』の写真は、立雲峡から撮られることがほとんどです。雲海の出そうな日は、こちらから俯瞰で竹田城跡を見るのもいいと思います」

なお、竹田城跡を見終わっても、その余韻に浸る観光スポットは多数ある。たとえば竹田駅周辺は、城とともに発展した城下町の趣が残っているという。そのほか、「竹田城跡から車で40分ほどの場所にある『生野銀山』も見てほしいですね」と楠さんは薦める。

「西暦807年に銀が出た銀山で、この場所を守るために竹田城が築かれたといわれます。当時の坑道は数百kmにおよび、そのうち1kmは観光用として公開中。これだけの規模で開放している坑道は貴重です。竹田城にゆかりのある場所ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか」

せっかく観光でやってきたのに、早朝の竹田城跡だけ見て帰るのはもったいない。何より、城下町や銀山といった“当時の名残”を肌で感じると、「天空の城」の姿がより深みを持ってくるのではないだろうか。これらの情報を頼りに、この秋は雲海の上に浮かぶ竹田城を堪能してみては?

(有井太郎)

(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:9月16日(金)1時36分

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