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【MLB】田中・岩隈、今季2度目の直接対決決定。ワイルドカードでのプレーオフ進出へ、負けられない両右腕

ベースボールチャンネル 8/24(水) 6:50配信

岩隈「中5日」起用で田中との投げ合いに

 ヤンキース・田中将大と、マリナーズ・岩隈久志の今季2度目の先発での投げ合いが実現する見通しとなった。マリナーズは岩隈の次回登板が24日(日本時間25日)のヤンキース戦になったと発表。田中もローテーション通りにその試合に先発する予定だ。

 シアトルのセーフコ・フィールドで行われる3連戦の最終戦。今年4月17日のヤンキースタジアムでの対戦以来となる両雄の直接対決が実現する。


 岩隈は順当なら、その次は中4日で29日(日本時間30日)のレンジャーズ戦に先発が見込まれる。こちらの試合のレンジャーズの先発予定は、ダルビッシュ有。2登板連続での日本人投手対決となる可能性が高い。

 本来なら、岩隈は中4日で23日のヤンキース戦に先発し、田中との投げ合いは実現しない公算だった。だが、スコット・サービス監督は3Aからタジュワン・ウォーカーを昇格させ、23日に先発させることを決めた。岩隈を中5日とすることで「休養」を与えた。

「そうすることがクマ(岩隈)にとっていいことだと思った。ここまで一度もローテーションを飛ばさずに守ってくれている。1日休養を与えれば、彼は何度もそれを有効に使ってきてくれた」

 20日付のシアトル・タイムズ紙によると、ローテーション変更の理由をこう語ったという。
 ESPNシアトルのブレント・ステッカー記者は、岩隈の疲労を指摘した。20日付の記事で「今季チームで最も安定した先発投手だが、この2試合はわずかな変化が見られた。三振をどちらも2個しか奪えなかった」と伝えた。もともと三振が多いタイプではないが、その前の2試合では7、8個と奪っていた。8月に入り中4日の登板が4度続いていたこともあり、1日の「休養」が有効と周囲も考えていたようだ。

前回の対決は田中に軍配

 メジャーリーグでの日本人投手の対決は、今年4月の田中VS岩隈まで過去12度ある。記念すべき1度目は99年5月7日のヤンキース・伊良部秀輝対マリナーズ・鈴木誠。ちなみに岩隈とダルビッシュは過去2度投げ合っている。

 12年に3度、13年には2度あった日本人投手の投げ合いだが、14~15年の2年間は1度も実現しなかった。故障者が続いたことが最大の要因だろう。それが今季はすでに1度実現し、さらに3度へと増えそうな気配だ。

 4月の直接対決では田中に軍配が上がった。両者そろって7回を投げ抜き、田中が3失点、岩隈が4失点だった。田中が今季1勝目を挙げ、岩隈は同2敗目となった一戦。春先はお互いに、まだ調子が上がってきていない中での対戦でもあった。

 当時は田中が「岩隈さんと僕の両方が7回まで長いイニングを投げることができたので良かった」とコメント。対する岩隈は「田中と投げ合えたことが楽しかった。また対戦したい」とリベンジを熱望していた。その舞台が間もなく訪れる。

 両軍ともワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性を残している。特にマリナーズはワイルドカード争いで3位と好位置につける。加えて両投手とも、前回対戦した春先とは雲泥の状態だ。

 田中は3連勝で10勝目を挙げ、目下絶好調。岩隈も前回登板は敗れたものの、5月以降の復調ですでに14勝を挙げている。

 現在、リーグでも屈指の先発右腕と言い切って間違いない両雄。ともに負けられないチームを背負っての対決は、まだ肌寒かった4月以上に熱く燃え上がることになる。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:8/24(水) 11:52

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