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ヴィジョン メルセデス・マイバッハ6は、近未来の超高級クーペ

GQ JAPAN 8/24(水) 19:21配信

メルセデス・ベンツは8月18日、カリフォルニアで開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、マイバッハブランドのコンセプトカー「ヴィジョン メルセデス・マイバッハ6」を披露した。

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世界最高峰の規模と格式を誇るクラシックカーコンクール。北米カリフォルニア州モントレーにて開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」は、今年も盛況のうちに閉幕したが、その会場にて発表された「メルセデス・マイバッハ」ブランドのEVコンセプトカーが、会場を騒然とさせることになった。

「ヴィジョン メルセデス・マイバッハ6」と名付けられたこのコンセプトカーは、スタイリング上は2+2クーペの形態を採りながらも、全長5700mm×全幅2100mm×全高1328mmという、かつての「マイバッハ57」にも匹敵する堂々たるサイズ。そして豊満な体躯を生かした優美きわまるプロポーションを誇る一方で、見る者によってはグロテスクにも映るディテールで視覚的インパクトを与えている。

また往年の名作「メルセデス・ベンツ300SL」の象徴となり、のちに「メルセデス・ベンツSLS-AMG」にもオマージュとして引用されたガルウィング式ドアを採用するのも、大きな特徴と言えるだろう。

パワートレインは、当代最新のコンセプトカーらしく完全な電気自動車。24インチの巨大なホイール1本につき、各1基の電動モーターを組み合わせるAWDである。合計4つのモーターが発生する最大出力は、実に750psにも達するとのことで、0‐100km/h加速タイムは4秒以下。250km/hに到達したところでリミッターが作動するという、恐るべき高性能EVと説明される。

フロア下に搭載された2次電池は、蓄電容量80kWhとかなりの大容量。新欧州ドライビングサイクルモードでは、1回の充電で最大500km以上。米国環境保護庁による検査値では200マイル(≒322km/h)を超える距離を走行できることになっているという。

また急速チャージャーを使えば、5分ほどの充電で、約100kmの走行を可能とするバッテリー残量を確保できる。さらに充電については従来のプラグイン式だけでなく、次世代のワイヤレス式電磁誘導充電システムにも対応可能とのことである。

ペブルビーチで強烈無比なインパクトを残した「ヴィジョンメルセデス・マイバッハ6」だが、ボディサイズやスタイリング、あるいはパワーユニットも少しだけ現実的なものとし、現時点ではロールス・ロイス レイスが君臨する「超高級クーペ」マーケットに参入を狙うのか?2005年に誕生した「マイバッハ・エクセレロ」のようにごく少数を製作し、一握りの限られた顧客に秘密裏に販売するのか?

あるいはその名のとおり、「メルセデス・ベンツ」ブランドでこれまで積極的に展開してきたコンセプトカー群「ヴィジョン メルセデス・ベンツ」のマイバッハ版として、「未来のマイバッハ像」を提案するのみに留まるのか?今後の行く末に注目したいところである。

文・武田公実

最終更新:8/24(水) 19:21

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