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女優・のん、アニメ映画『この世界の片隅に』で声優初挑戦

リアルサウンド 8/24(水) 5:00配信

 11月12日に公開される『この世界の片隅に』より、主人公すずの声優を女優・のんが務めることが決定し、あわせて本予告映像が公開された。

 本作は、片渕須直監督が6年の歳月をかけて戦中戦後の広島・呉のリサーチと時代考証を行い、こうの史代の同名漫画をアニメーション映画化したもの。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で、大切なものを失いながらも日々を大事に前を向いていく女性・すずを描く。なお、今週末より一部劇場にて、のん特別メッセージ付きの予告編が上映される。

 主人公・すずの声をアニメ映画初主演となるのんが務めるほか、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外らが名を連ねる。片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』で主題歌を担当したシンガー・ソング・ライターのコトリンゴが、本作の音楽と本編楽曲を務める。

 このたび公開された本予告映像では、お嫁にきたすずが、軍港・呉に停留する戦艦大和や戦闘機などと隣り合わせに居ながらも、工夫を凝らして日々を楽しんで生活する姿が、コトリンゴが新たにカバーした楽曲「悲しくてやりきれない」とともに収められている。

■片渕須直監督(主演の起用理由)コメント
6年前「この世界の片隅に」をアニメーションにしようと思ってからずっと、すずさんの声を探していました。
監督補の浦谷さんと互いに誰が良いかを考えていたところ、2人とも同じ声を思い描いていました。ご縁に恵まれて、のんさんの声をマイクを通して聞いた時、何年も前から自分たちが想像してきた声が、すずさんとなって現れました。その時、のんさん以外のすずさんは考えられないと確信しました。
すずさんに命を吹き込んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は本当に幸運に恵まれたと思います。

■のん(主演・すず役)コメント

●オファーを受けた時の気持ち
すごく本当に、とんでもなく嬉しくて、なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかったです!

●声優に挑戦しようと思った理由
映像を見させていただいたり、原作も読ませていただいて、すごい映画だと思ったので、ぜひやりたいと思いました。

●アフレコの仕事について
別世界だなというのを痛感しました。体全部を使って演技をする時は、直接皮膚感を何も考えずに使えるのですけど、声だけでそれを全て表現するのは難しくて、全然違うなと思いました。すごく楽しかったです。

●アニメの世界の中に入った印象
映像を見させていただいた時に、セリフが入っていなくても絵だけですごく泣けてくるというか、ここに声をのせていくのは簡単じゃないなと、心して挑んでいます。すごく嬉しいのですが、(完成が)どんな感じかなって思っています。

●原作を読んでみた感想
私は、戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていたのですが、原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました。

●広島弁の感想
難しいですね(苦笑)。標準語でいけちゃうところとかあるんですけど、言葉自体は「何々しとる」とか関西弁っぽいところもある。なのに、イントネーションは標準語、みたいなところがあったりして難しかったです。でも可愛いなと思ったので、頑張ってしゃべりました。

●すずはどういう女性だと思うか 共感することなど
感情が沸きたった時に、がーって絵を描いていく感じがすごく共感しました。すずさんはぼーっとしていると言われながらも、パワフルでポジティブなところに共感しました。劇中ですずさんがやっているような着物のリメイクにも挑戦してみたいです。

●アフレコ中に苦労したことや楽しかったこと
最初はすごく難しくて、どうしたらいいんだと悩んだんですけど、やっていくうちに絵に息を吹き込むというのが楽しくて。あぁ、声優さんはこういうことをされてたのかと思うと興奮しました。

●すずは戦時中でありながらも日々を楽しんで生きているが、何かやってみたいと思ったこと
実際に着物からもんぺを作ったり、野草でごはんを作ったりとかやってみたいなと思いました。すずさんが一生懸命なんだけど、すごく楽しみながら節約したり、リサーチしているのを見たら、とてもおもしろそうと思いました。

●クラウドファンディングで製作が決定した作品に関わることになった今の気持ち
観たい映画を一緒に制作していくという、応援してくださってるみなさんがこの映画を一緒に作っているというのが本当に素晴らしいことだなと思います。私もそこに参加させていただけることがすごく嬉しいです。

●コトリンゴの「悲しくてやりきれない」を聞いた感想
コトリンゴさんの手によって映画の世界に溶け込む音になって流れていて、あの景色に流れてくるのが、心の中に直接、呉の広島の当時の映画の中の空気に触れた気にさせてくれるような感じで素敵でした。

●本作の見どころ&メッセージ
普通に生活しているとか、ただ生きているっていうことが、あぁやっぱり普通っていいな、と思える映画だと思うので、そういうのを感じていただきたいなと思います。そして、是非ご家族を誘って見ていただきたい。大切な感覚を一緒に共有出来ると思うのです。

■コトリンゴ(音楽)コメント
オファーをいただいた時は嬉しい気持ちと、片渕監督の綿密な作品作りについていけるようにと気持ちを引き締めました。
原作には、とても不思議な引き込まれ方をしました。これまで読んできた戦争の時代のお話とは少し違い、その時代の普通の人々の、普通の暮らしが丁寧にかかれていて、主人公のすずさんのほんわかした雰囲気が、身近に感じられたからだと思います。そのすずさんの心情にすごく合っているからと予告編に使用してくださっていた「悲しくてやりきれない」のカバーをさらにリアレンジしてすずさんに寄り添えるように、生楽器をメインに書き直しました。

リアルサウンド編集部

最終更新:8/24(水) 5:00

リアルサウンド

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