ここから本文です

作新学院V、甲子園で一番勝利数が多いところは? 都道府県別ランキング

ベースボールチャンネル 8/24(水) 11:00配信

強豪校が多い大阪府

 夏の甲子園が終わった。今年の優勝は栃木県の作新学院。栃木県の高校の優勝は春夏通算では3回目だが、いずれも作新学院だ。

 県別の甲子園での春夏通算の勝利数(今年の大会も含む)を独自集計し、ランキング化してみた。なお戦前は、当時日本領だった台湾、満州、朝鮮からも代表校が出ているが、この成績は割愛した。

 出場回数1位は東京都。これは1979年から西東京、東東京と2地区に分かれたからだ。北海道の出場回数が多いのも1959年から北北海道、南北海道に分かれたことによる。

 勝利数1位はダントツで大阪府。浪商、PL学園、大阪桐蔭と一世を風靡した高校が出ている。唯一の300勝超えだ。
 優勝回数、準優勝回数も1位、しかしながら勝率では神奈川県に一歩譲る。横浜、東海大相模という強豪校が活躍した。

 勝利数2位は兵庫県、3位愛知県とつづく。両県ともに強豪校が多い。

 勝率で見ると、6割を超えているのは神奈川県、大阪府、高知県、愛媛県、愛知県。四国は野球王国と言われ、多くの名選手を輩出している。愛媛県は松山商、今治西のように公立校が強いのが特色だ。

 勝利数の下位には、新潟県、富山県、山形県、島根県と日本海側の県が並ぶ。

 栃木県は今回の作新学院の優勝(5勝)が加わり95勝。勝率が5割を超えた。

上位3府県の、春勝利数が多い理由

 春、夏別に見ていくと、大阪府、兵庫県、愛知県の上位3府県は春のほうが勝利数が多いことがわかる。

 記念大会を除けば春の出場校は32校、夏の出場校は49校で、夏のほうが出場できる可能性は高いが、春のセンバツは夏のように都道府県大会は行われず、前年の秋季大会などの成績で選ばれる。

 強豪校がひしめくところはこうした大会で好成績を挙げることが多く、選抜される事例もある。時には同じ都道府県から2校が選ばれることもある。

 ちなみに春の大会は勝利数上位5府県で出場数の28%を占める。夏は15%、春は有力校を抱える地域に出場が偏っていることがわかる。

 優勝がないのは宮城県、宮崎県、山梨県、青森県、鳥取県、秋田県、石川県、岩手県、滋賀県、福島県、島根県、山形県、富山県、新潟県の14県。都道府県の3割弱が優勝旗を持ち帰ったことがない。

 このうち山梨県、島根県、山形県、富山県は準優勝もない。

 高校野球の地域格差は大きい。しかしどの地域からもスーパースターが現れ、大活躍する可能性はある。来年の夏も、また楽しみだ。


広尾晃

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:8/24(水) 11:53

ベースボールチャンネル