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ミラン開幕戦勝利。本田圭佑は「出番なし」でも焦りなし

webスポルティーバ 8/24(水) 12:38配信

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(1)

 日本の読者の皆さん! 私のコラムへおかえりなさい!!

 この日曜日、セリエAの2016~2017シーズンがついに始まった。だが、試合の話をする前にまず、この夏ミランで起きたなかなか大変な出来事を、ざっとおさらいしておきたいと思う。

【写真】開幕戦前の夏、ゴールデンゲートブリッジで記念撮影したミラン一行

 6月までミランを率いていたクリスティアン・ブロッキ監督はチームを去り(現在はセリエBのブレシアの監督を務める)、今、ミランのベンチには、ヴィンチェンツォ・モンテッラが座っている。選手時代にはローマで中田英寿と共にプレーしたこともあり、監督となってからは、主にフィオレンティーナの、そして昨シーズン半ばからサンプドリアを率いていた監督だ。

 モンテッラは子どもの頃からのミラニスタで、彼の憧れの選手がマルコ・ファンバステンだったことは有名な話である。彼のミランとの契約は2年。実はベルルスコーニ会長は、モンテッラがまだ現役の頃、何度もミランに連れてこようと試みていた。今、やっとその夢が叶ったというところだろうか。

 もう一つの大きなニュースは、30年の歳月と栄光の後、ベルルスコーニが”彼の”ミランを中国人投資家グループに譲渡したことである。ミランの株の売却は2年前くらいからさまざまな交渉がされていたが、この8月の頭にやっと話が決まったのだ。正式な譲渡は11月になるが、新オーナー側からの希望で、ベルルスコーニはその後も名誉会長として残ることとなっている。ミランを世界で一番タイトルの多いチームに変貌させた、その功績を称えて、だ。

 このように大きな変革の渦中にあったため、この夏ミランがメルカートに投入できる金額は限られており、ここまでで新たに獲得した選手は数少ない。モンテッラ新監督も彼の構想に基づいてチーム作りを始めたばかりだ。

 選手時代アタッカーだったモンテッラは、指揮するそのサッカーもオフェンシブで、フォーメーションの基本は4-3-3。開幕戦では、プレシーズンマッチで垣間見せた彼の理念を再確認する形となった。プレーのスタイルもはっきりとし、伸びしろも十分にある。明確な方向性を与えられた選手たちは、新たなプロジェクトに熱心に取り組んでいる。

 それにしてもこの開幕戦にはなにか運命的なものを感じた。

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最終更新:8/24(水) 12:43

webスポルティーバ

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