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ホークスV再加速へ、打開策を模索する工藤監督。流れを繰り寄せる“ラッキーボーイ”は現れるか

ベースボールチャンネル 8/24(水) 17:30配信

13年ドラ1投手、今季初昇格

 いつの間にやら縮まった日本ハムとのゲーム差。優勝マジック点灯寸前で足踏みしているソフトバンク。8月6日から12日まで今季ワーストの6連敗を喫した。オーダーの組み替えなど、工藤公康監督も打開策を模索している。

「いつもいつも打てれば、どのチームも得点できる。みんな一生懸命にはやっているが、それが表に出てきていない。切り替えていかないと」と指揮官。現状打破したいところだ。

 リーグ優勝、さらにクライマックスシリーズへ向けて勢いに乗りたい。そんなとき、試合の流れを味方につけ、チームを勢いづける“ラッキーボーイ”が必要になることだろう。経験は浅いが、だからこそ若さで押していける選手に注目したい。

 投手では8月23日、今季一軍初昇格を果たした加治屋蓮。昇格直後にはこう話していた。

「日曜(2日前)の夜に一軍行きを言われたんですが、それから毎日緊張しています(笑)。このヤフオクドームがより緊張させますね。今まで二軍でやってきたことをこのマウンドで出せるようにしたい」

 ファームでは28試合に登板(先発5、中継ぎ23)し4勝3敗1セーブ、防御率3.39。シーズン序盤、体重移動についてコーチから指摘を受け、改善に取り組んできた。

「投げるときに横を向いている時間を長くするように言われました。バッターがよりタイミングを取りにくいように。1、2の3で打たせるんじゃなくて、1、2の~3となるように意識して練習していました」

 緊張をほぐし、持ち味を十分に発揮してほしい。フル稼働の先輩中継ぎ陣を少しでも休ませる働きができれば、それはチームにとって大いにプラスとなる。

「一生懸命、がむしゃらにやるだけです」

 何より、加治屋自身が1軍のマウンドで躍動することを期待したい。

足で存在感をアピールした牧原

 野手では牧原大成。開幕は二軍で迎えたが、一軍との行き来を三度繰り返した。内野手登録ながら、外野での出場も重ね、求められる役割に応えている。試合前練習では鳥越裕介内野守備走塁コーチとはマンツーマンの守備練習に取り組む。一つひとつの動作を確認しながらのキャッチボールやゴロ取りなど、みっちり基礎練習している姿をよく目にする。

 8月23日、東北楽天との試合では1点を追う8回、先頭の長谷川勇也が四球で出塁すると、代走として出番が回ってきた。「モーションが大きいのはわかっていたので、思い切りいこうと思っていた」と、盗塁に成功。悪送球により三塁まで進んだ。本人の言葉通り、ミコライオのモーションを盗み、嶋基宏のエラーを誘う形となったことでチャンスが拡大。一死後、福田秀平の捕ゴロの間に好判断でホームへ生還した。

「いい走塁をしてくれた。ファインプレーだったね」と工藤監督も絶賛。足でアピールに成功した。

 この日は午前中にヤフオクドームで二軍戦が行われた。そこでも三塁打で出塁後、ワイルドピッチの間に本塁を陥れた。

「二軍だから失敗していいということはない。試合に出て、スタートを切ってみないと感覚がわからない部分もある。成功することによって自信になります」

 シーズン終盤、彼らの躍動する姿が見られるだろうか。


古江美奈子

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:8/24(水) 17:30

ベースボールチャンネル

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