ここから本文です

出雲民藝館の“売店”が注目されている理由とは?

Casa BRUTUS.com 8/24(水) 15:00配信

島根の隠れた名所〈出雲民藝館〉売店がリニューアル。監修は、松江にあるうつわの人気店〈objects〉です。

島根県の〈出雲民藝館〉をご存じだろうか。もしかしたら、民藝好きでも訪れたことがある人は少ないかも? 出雲大社から車で約15分。民藝と神話の里・出雲の知る人ぞ知る名所として、俄然注目され始めている。

民藝館とは民藝運動の軌跡を紹介する博物館。日本各地に建っていて、例えば民藝の創始者・柳宗悦の収集品が並ぶ東京・駒場の〈日本民藝館〉や、栃木の〈益子参考館〉、長野の〈松本民芸館〉が有名だ。出雲民藝館もそのひとつで、出雲の豪農屋敷を改装した力強い建物は、それ自体が民藝品とうたわれる圧巻の美しさ。

そんな出雲民藝館が話題となったきっかけは、今年4月の売店リニューアル。うつわ好きの間で山陰の聖地となっているセレクトショップ〈objects〉が監修を務めるとあって、クラフト好きも民藝好きも思わず興奮の品ぞろえだ。中心は地元島根のうつわ。柳宗悦が愛した「出西窯」や、ぽってり温かな黄釉が人気の「湯町窯」。河井寛次郎最後の内弟子が築いた「森山窯」にモダンな「袖師窯」。東京の民芸店では見られない稀少なタイプや新作もあって、目移り上等、衝動買い必至。白磁や木工から織物や和紙まで、島根の手仕事の幅広さに触れられるのもうれしいし、沖縄の焼き物・やちむんや大分の小鹿田焼など、県外の民藝も見ごたえがある。

建物がまたいい。古い土壁を生かした空間は、出雲大社造営の棟梁が建てた築270年の長屋門。この空間のために設えた、簡素で美しい家具にも注目したい。

〈出雲民藝館〉

島根県出雲市知井宮町628 TEL 0853 22 6397。10時~17時(入館16時30分まで)。月曜、年末年始休。入館料500円。JR西出雲駅から徒歩10分。

Taku Mezuki text_Masae Wako editor_Yuka Uchida

最終更新:8/24(水) 15:00

Casa BRUTUS.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。