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売却容認の経営陣と徹底抗戦の指揮官… バルサが獲得に動く22歳FWを巡りバレンシア内部で対立

Football ZONE web 8/24(水) 15:20配信

2季連続でリーガ二桁得点のアルカセル バルサが“第4のFW”として獲得を狙う

 バルセロナにとって今夏最大の補強ポイントとなっている「MSNトリオ」のバックアッパーの確保だが、狙いをつけていた元スペイン代表FWフランシスコ・アルカセルの獲得を巡って、所属するバレンシアのクラブ内で意見の相違が起きているとスペイン紙「AS」が報じている。

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 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの「MSNトリオ」は絶大な決定力を誇るが、負傷など有事の際の代役は現状ではFWムニル・エル・ハダウィのほか、トルコ代表MFアルダ・トゥランを左ウイングで使うなどしてやり繰りしているが、クラブはセンターフォワードの代役を欲している。

 そのターゲットとして目をつけているのは、一昨季、昨季と2年連続でバレンシアで二桁得点をマークしたアルカセルだ。リーガでの実績を順調に積み重ねて、なおかつ22歳という若さもあってバルサは移籍交渉を積み重ねてきたが、バレンシアのクラブ内部で意見の相違が生まれているという。

 クラブのオーナーを務めるシンガポール人投資家のピーター・リン氏は、バルサへの移籍を容認。チームの財政面に好影響を及ぼすとしており、女性社長のチャン・レイホー氏とガルシア・ピターチSDも会話をするなかで理解しているという。しかしチームを率いるパコ・アジェスタラン監督は、チームの命運を握るアルカセルの離脱について正反対の考え方を持っているようだ。

「我々は売ってほしくないんだ」

「我々はアルカセルを売ってほしくないんだ。会長が『彼は非売品だよ』と言ってくれることを信じているよ」と、リーガ第1節ラス・パルマス戦後に語っている。その試合で指揮官はアルカセルを先発フル出場させており、采配からも不可欠な存在であることをアピールしているだけに、現場サイドは徹底抗戦の構えとなっている。

 1990年代からリーガ上位争いの常連だったバレンシアだが、昨季は2度の監督交代などで奮わず12位に沈んだ。昨季途中から指揮を執って残留を果たしたアジェスタラン監督としては、チーム再建に取り組むべきタイミングでのエース放出話がにわかに信じられないのは間違いない。

 バレンシアは資金繰りに苦しみ、MFダビド・シルバやフアン・マタ、FWダビド・ビジャら名手を次々と放出した悲しい過去がある。現場サイドの懇願もむなしく、チームの頼みの綱であるエースは資金力に優れるバルサの「MSN」のバックアッパーに収まってしまうのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/24(水) 15:20

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