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リーガで好スタートを切った清武が、「ボールを奪えない。別次元」と舌を巻いた名手とは?

SOCCER DIGEST Web 8/24(水) 6:30配信

「もうワンランク上に行くには、もっと攻撃に参加する必要がある」

 4年間のドイツ生活を経て、清武弘嗣はこの夏、スペインへと渡った。新天地のセビージャではレアル・マドリーとのUEFAスーパーカップ、バルセロナとのスーペル・コパなどに出場したが、そこで何を感じ取ったのか。そして、9月1日から始まるロシア・ワールドカップのアジア最終予選に向けてどんな想いを抱いているのか。本人の貴重な声をお届けする。
(サッカーダイジェスト9月8日号から一部抜粋)
 
――8月にはUEFAスーパーカップでレアル・マドリー、スーペル・コパ(スペイン・スーパーカップ)でバルセロナというスペインの2強と対戦しました。
 
「まずはこのふたつのスーパーカップを目標にやってきましたからね。怪我もあってどうなるかと思いましたが、2試合ともスタメンで出場できた(注/スーペル・コパはホーム&アウェー。インタビュー時点ではホームの第1レグしか終わっていない)。新任の(ホルヘ・)サンパオリ監督の目指すサッカーを体現しつつ、無難にこなせたという意味では、入りは良かったと思う。ただ、自分がもうワンランク上に行くには、もっと攻撃に参加する必要があるとも感じました」
 
――レアルには善戦しながら、延長の末に敗れました(●2-3)。
 
「強いチームというのは調子がいまひとつでも、なんだかんだで最後は勝ち切りますよね。自分たちは良いサッカーをしていましたが、最後の最後に追いつかれ、延長で逆転されてしまった。それにしても、あの時間(アディショナルタイムの90+3分)に、あの場所(ゴール前)に、(同点ゴールを決めた)CBのセルヒオ・ラモスがいるんです。そこが強いチームと他との差なのかなと。
 
スーペル・コパで戦ったバルサも、やはり隙を見逃さなかった(●0-2/なお8月17日の第2レグもセビージャは0-3で敗れたが、この試合に清武は不出場)。前半はセビージャのハイプレスが機能していたんです。このまま行ければと思っていたけれど、後半に疲れてプレスが弱まったところをバルサは突いてきた。そういった隙を見つけるのが上手いし、彼らはそこまで我慢できる。本当に強いと感じましたね。今のセビージャもなかなか良いレベルにいるとは思いますが、やはり上には上がいる。レアル、バルサと戦って、それを肌で知りました」
 
――リオネル・メッシと初めて対戦した印象は?
 
「次元が違いますね。ボールを取られないし、重心の移動だけでかわされる。試合の後、真司君にもこう伝えたんです。『イニエスタも凄いし、ブスケッツも良い選手。ドイツではバイエルンのチアゴなんかも最高だったけど、メッシは別格だ』って。あんな選手は世界に彼ひとりだけです。ボールを奪ってやろうと思って行っても、奪えない。そういう選手とは、これまで対戦したことがありませんでした。
 
ただ、試合には負けてしまったけれど、やっていてすごく楽しかった。リーグ戦が始まれば、UEFAスーパーカップには出ていなかった(クリスチアーノ・)ロナウドや(ガレス・)ベイルとも対戦できるでしょうし、そういう感覚をまた味わえるかもしれませんね」

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最終更新:8/24(水) 14:24

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