ここから本文です

10ーFEETのメンバーが影響を受けた本3冊

ローリングストーン日本版 8/24(水) 12:00配信

4年振り15thシングル『アンテナラスト』が絶好調の10ーFEET。メロディも素晴らしいが、10ーFEETはその詞も素晴らしい。しかもトークも面白い! そんなわけで、今回は彼らの言葉に注目し、メンバーが影響を受けた本を1冊ずつ挙げてもらった。

10-FEETのメンバーが選ぶ、元気が出るパワーソング3曲

TAKUMA
『蒼天航路』(文庫版全18巻)原作・原案:李學仁、漫画:王欣太
出版社: 講談社

TAKUMA:『蒼天航路』は三国志の世界が舞台なので中華の歴史なんですけど、人の感性、器量、残虐性、愛、優しさ、本能、それらをフォーマットに生まれてきたいろんな歴史、さらに宗教や哲学も語られてる。ただ、そういうジャンルに興味がない人はもちろんですが、興味がある人でも読むタイミングを間違えるとまったく面白くないかもしれないです。でも、タイミングとか感性的にハマったら抜けられない。こうやって言葉で伝えるのか!ってことの究極の作品です。一見、三国志歴史マンガの『キングダム』みたいに読めるんですけど、ビビる表現が多いですね。主人公の曹操は、天下統一を目指しいて、それに相応しい魅力がある人です。魅力はあるけども、戦争をしたら人を殺してしまうわけです。残虐性があるのは承知で、戦の相手を戦争で殺すことも政(まつりごと)の一つとしてジャッジできる人間でなければならない。でも街に遊びに行けば、一人の人間として楽しく優しく魅力のある人で。この人が色々な人の才を見定めていくんですけど、その才の見抜き方、こいつにはこんな才があるっていう時の言い方がちょっと長嶋(茂雄)監督っぽくてすごいんです。細かく説明せずに省略した言い方で、あいつはどこどこにこういう才があるって端折った言い方をするんですよ。何を端折ったかの説明がないからわからないんだけど、でもその内容を一瞬で感じられる時があるんですよ。その時に、ブワーって鳥肌立ちますよ。うわこれ、こういう意味や!って。言葉、表現、ということに興味があるならおススメです。めっちゃ面白いです。


NAOKI
『やめないよ』三浦和良
出版社: 新潮社

NAOKI:影響を受けた本と言えば、サッカー選手、カズこと三浦和良さんの『やめないよ』です。カズを見ればわかる通り、どんなことでも現役を続けることって難しいわけですよ。で、僕の場合で言えばバンドになるわけですが、大変な時もあるわけですよ。でも、続けたらいいことあるよっていう類のことが書いてあって、それは多少なりとも影響を受けましたね。

KOUICHI
『大河の一滴』五木寛之
出版社: 幻冬舎

KOUICHI:細かい内容まで思い出せないんですが、結構昔に読んだ五木寛之さんの『大河の一滴』には影響を受けましたね。人なんて地球上に腐るほどごっつおるんやから、人の悩みなんかそれに比べたらちっぽけなもんやねんとか、そういうのを気にせえへんぐらいの笑いがあった方がいいねんということが書いてあって。僕はそれを都合よく解釈して、もうどーでもいいや、なるようにしようとか、自分への負担を減らそうとかそういう風に思うようにして(笑)。お陰で気が楽になりました。僕は読書嫌いで本を読むのに結構時間がかかる方なんですけど、この本はすんなり読めましたね。

Joe Yokomizo

最終更新:8/24(水) 12:10

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2016年10月号

株式会社パワートゥザピープル

2016年10月号
9月10日発売

710円(税込)

表紙:トム・ヨーク
特集:IMAGE
ロック&ファッション&アート
高橋盾(UNDERCOVER)
ヒステリックグラマー 他

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。