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メタリカのラーズ・ウルリッヒが語る、ニューアルバムに流れるデビューアルバム『キル・エム・オール』の血

ローリングストーン日本版 8/24(水) 18:00配信

メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒが、ニューアルバム『Hardwired ... to Self-Destruct』からのファーストシングル『Hardwired』解禁直後にインタビューに答えてくれた。

【音源あり】メタリカのラーズ・ウルリッヒが語る、ニューアルバムに流れるデビューアルバム『キル・エム・オール』の血

ラーズ・ウルリッヒの頭はまだ混乱状態だった。このインタビューのわずか数時間前、メタリカの過激でスピード感あふれる新曲『Hardwired』をFacebook Liveのライヴ配信で初披露してきたばかりだった。さらにバンドは、新アルバム『Hardwired … to Self-Destruct』を2016年秋にリリースすると発表した。12曲入りのニューアルバムは80分を超える2枚組の大作で、メタリカ単独としては2008年の『デス・マグネティック』以来、また共作としてはルー・リードとの『LULU』(2011年)以来のフルアルバムとなる。しかしこのインタビュー時点で、まだアルバムの制作は完了していない。

「ロブ・トゥルージロは今も下で、ある曲のAメロとベースパートを録り直してる。"ニューアルバムはどうだい?"って聞かれるけど、まだ完成していないから何とも言えないんだよね。今週はめちゃくちゃ忙しいよ」とウルリッヒは明かした。

メタリカは今週、レコーディングと並行して8月20日(現地時間)にミネアポリスで行われるコンサートのリハーサルもこなしていた。ファーストシングル『Hardwired』のレコーディングはパートごとに行われたため、ライヴ直前となった月曜までバンドで合わせてプレイしたことがなかったという。そのような状況だったが、ウルリッヒはオーディエンスからの素晴らしい反応に満足している。「今日は"新曲気に入ったぜ"って内容のメールが、たくさんの仲間からガンガン来てる。"生きててよかった"って思える瞬間だな」と、ローリングストーン誌との濃密なインタビューで語ってくれた。

−新曲『Hardwired』はわずか3分の作品ですが、アルバム全体もシンプルな仕上がりなのでしょうか? 

ある意味ね。実は『Hardwired』はアルバム用として最後の最後に書いた曲なんだ。このアルバムを作るにあたっては、いろいろなアイデアを持ち寄ったよ。一曲ずつ掘り下げていってアルバムの全体像が見えてから、タイトでショートでシンプルなものに仕上げていったんだ。

2~3カ月前、俺たちがアルバムに収録する曲を選んでいる時、「もっと速くてちょっとばかりクレイジーな曲が欲しいな」ってことで『Hardwired』が生まれたんだ。まさに偶然だった。ジェイムズ・ヘットフィールドと俺が確か1週間足らずで書き上げたんだったな。俺たちにとっちゃそれは"ナノ秒"ぐらい短く感じたけど(笑)。

—曲作りのアイデアはどんなところから?

とにかく全部録音しておくんだ。アルバム制作に取りかかった時点で、俺のiPodには1,500以上の曲やリフのアイデアやジャムセッションが入っていて、それぞれに番号が振ってあるんだ。それを持って長旅に出て、何時間も繰り返し聴き込むんだ。そして「912番はなかなかいい」とかメモしておくのさ(笑)。その後、ジェイムズと俺とで1年かけて断片をつないで曲にしていった。それが1年半前の話さ。そこから曲が形になってくる。

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最終更新:8/24(水) 18:10

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