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アップル、健康・医療データのIT新興企業を買収

JBpress 8/24(水) 6:00配信

 海外メディアの報道によると、米アップルは健康情報を管理・共有する技術やサービスを手がける米国の新興企業を買収したという。

■ 個人健康情報を収集・管理・共有

 この企業は「グリンプス(Gliimpse)」と言い、本社は米シリコンバレーにある。創業者の1人であるアニル・セティ氏は1980年代後半にアップルでシステムエンジニアを務めた経歴を持つ人物。

 同氏はその後いくつもの新興企業を立ち上げ、2013年に共同創業者とともに自己資金でグリンプスを創業した。

 この話題を最初に伝えた米ファストカンパニーによると、アップルは今年に入ってグリンプスを買収した。だが同社はいつものとおり正式な声明を出さず、今回もメディアの取材に対して「我々は時折、規模の小さな技術企業を買収するが、多くの場合その目的や計画については述べない」とコメントし、買収の事実を認めた。

 このグリンプスが何を行っていたかということについては同社のウェブサイトがすでに閉鎖されているため、詳細は不明だ。過去の発表資料によると、同社は個人健康情報を収集、管理、共有するデータサービスの技術とサービスを手がけていた。

 またファストカンパニーによると、セティ氏がこの会社を立ち上げたきっかけは、様々な医療機関にあるはずの自分の医療情報を容易に入手できないという現状があったからだという。また電子カルテには共通のものがなく、1000種類以上あるシステムには1つとして共通のファイル形式がないことも、創業のきっかけだったという。

■ 3つの健康関連プラットフォーム

 アップルが、このグリンプスの技術を今後どのように利用するのかは分からない。だが、同社には3つの健康関連ソフトウエアプラットフォームがあり、それらの目的がグリンプスの技術やサービスと一致するとファストカンパニーは伝えている。

 アップル3つのソフトウエアプラットフォームのうち1つは、フィットネス機器や健康管理のアプリからデータを集めて共有する「HealthKit(ヘルスキット)」。

 これとiPhoneの健康管理アプリ「Health」(日本語の名称は「ヘルスケア」)を組み合わせることで、ユーザーは自身のデータをApple WatchやiPhoneで確認したり、医師から通知を受けたりできるようになる。

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最終更新:8/24(水) 6:00

JBpress

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