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役者・梅沢富美男が情報番組やバラエティに引っ張りだこの訳

週刊文春 8/25(木) 12:01配信

 大衆演劇「梅沢富美男劇団」の座長・梅沢富美男(65)がテレビ界を席巻している。放送記者が話す。

「情報番組では歯に衣着せぬ毒舌で政治から事件、芸能まで独自の見解を披露する。高知東生が覚醒剤で逮捕されたときは、『まだいろんなヤツがボロボロ出てくると思うよ』と他の芸能人では絶対言えないようなことも言うなど、常に本音でトークするのが小気味いい」

 バラエティ番組では一転、別な顔を見せる。

「最近も、コンビニでタバコを買った際に店員が『成人確認ボタンを押してください』とマニュアル対応するのを『俺が19に見えるか。60過ぎたジジィを捉まえて』と激怒したという話をテレビで紹介。現場では爆笑を誘っていましたが、ネットでは『ルールだから仕方ないだろう』と炎上する騒ぎになった。若い人からは“うるさい近所のオジサン”のように見られる一面もありますが、芸人のような予定調和ではなく、想定外の笑いを取れるのが魅力です」(民放ディレクター)

 梅沢は80年代に「下町の玉三郎」と称賛された流し目の女形で一世を風靡。歌手としても「夢芝居」のヒットで「紅白」に出場。その後もテレビ界で頭角を現した。

「今では出演番組が常時10本近くあり、『ミヤネ屋』(日テレ系)、や『バイキング』(フジ系)など各局にまんべんなく出演する売れっ子です。

 ただ、梅沢は今も劇団を率いて全国を回っている関係で、舞台があるときは休むこともあり、準レギュラー的なポジション。それでも起用されるのは、何より主婦を中心に好感度が高いから。演劇での綺麗な女形と、普段は“ただのオッさん顔”のギャップも魅力のひとつ。料理も得意で、腕を披露することもあります」(テレビ誌記者)

 テレビ出演は梅沢率いる劇団にも好影響をもたらしている。

「梅沢は全国津々浦々、温泉場から大阪の新歌舞伎座など大きな舞台まで様々な公演を打っています。中村玉緒や研ナオコらをゲストに呼んだり、定番の女形だけでなくオバさん姿でコミカルな芝居もしたりと、リピーター客でも飽きさせない演出をしています」(演劇記者)

 演劇界の女形がテレビ界の花形に。


<週刊文春2016年9月1日号『THIS WEEK 芸能』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:8/25(木) 12:06

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