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無投票で蓮舫代表ならむしろ小池新党に期待が集まる --- 高橋 亮平

アゴラ 8/25(木) 16:30配信

実質的な代表辞任による代表選挙。執行部の責任は明確にする必要がある

小池新都知事が当選し小池新党が話題になった頃は、話題になりつつあった民進党代表選だが、ここに来て一気に話題にならなくなってきた。

裏では色々と動いているようだが、マスコミ報道に出てこない背景には、どうやら無投票による「蓮舫代表」という可能性が強くなっていることで、もともと少なかった民進党代表選そのものへの期待感がほとんどなくなってきているのではないだろうか。

先日フジテレビのホウドウキョクに出演した際にも話したが、仮に人気のある蓮舫代表代行が代表になったとしても、このままの構造のままでは、一時的に支持率は多少上がっても、中期的に見れば、「社会党の末期」と同じようなジリ貧にならないかと危惧する。

その根拠は、既に民進党は国民の期待にかすらないところにポジショニングしている印象があるからだ。

民進党結党からまだ半年も経っていない中ではあるが、この状況は致命的な状況とも言える。

民進党立て直しを考えている面々は、「次は蓮舫さんでもその次が・・・」などと悠長なことを考えている余裕はない。

社会党のような末路を歩む前に、早急に方針転換してもらいたいと思う。

参考までに、都知事選の事例から考えてみたい。

直前の参院選では民進党は32ある1人区を11勝21敗で乗り切り、見方によっては野党共闘の成果が出た形になった。特に東京都では自民党の153万票に対して、民進党が163万票と上回った。

これによって民進党の皮算用が始まる。

自民票に公明票が乗っても231万票、共産票と共闘すれば229万票、さらに無党派の票が乗る構造さえ作れれば「自民に勝てる」という算段だったに違いない。

実際に民進党の都知事選候補者選定は、こうした流れの中で蓮舫氏が立たないことになると、共産と相乗りできる候補を大前提にと進み、長島昭久民進党東京都連幹事長が手を上げてもスルー、選挙に勝てるなら石田純一氏でもいいという声まで出てきて、都連としては反安倍で固まれ市民に広げていくのに知名度もある古賀茂明氏に出馬要請し詰めていた。最終的には枝野幸男幹事長が民主党政権時代に批判していた古賀氏には乗れないと、都連の積み上げを全て執行部マターでひっくり返し、鳥越俊太郎氏に決定したと言われる。

代表が実質的にこの選挙の責任を取る形で辞任する格好となった代表選挙の中で、執行部だった面々は、この選定も含め、この間の民進党の選挙を含めた運営にどう関わり、どういった責任があるのかは明確にしておく必要がある。

ちなみに無投票とまで噂されつつある蓮舫氏はこの際の民進党執行部のNo.2代表代行である。

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最終更新:8/25(木) 16:30

アゴラ

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