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ライフスタイルが変わった!トヨタ「未来プロジェクト室」が描く移動の未来図

Forbes JAPAN 8/25(木) 15:00配信

クルマとバイク、両方のポテンシャルを併せ持つ新発想の都市型モビリティ「TOYOTA i-ROAD」。その実用化検討のため、トヨタ自動車未来プロジェクト室が企業や生活者との連携を推し進めている。都市における移動の既成概念から離れ、未来の都市での移動のあり方を新たに描き出す。



休日の朝方、身支度も早々にi-ROADへ乗り込む。起動したら、滑るように動き出す。突然の雨に濡れる心配はいらない、ヘルメットも不要だ。最初の目的地は、前から気になっていたカフェ。駅から離れた小道沿いにあり、中々足を運べずにいたが、これからは気軽に行けそうだ-。

「都市の移動を、もっと自由に」。i-ROADはそんな思いを形にした、コンパクトサイズの都市型パーソナルモビリティである。スキーのような一体感を持ち、バイク並みの使い勝手を実現している。フル充電で50km(30km/h 定速走行時)走行可能な電気自動車であるため、環境にも負荷をかけない。アプリと連動してユーティリティを高めるなど、外部プラットフォームとの連携を志向しているのも特徴だ。 

ただ、実際にi-ROADを街中で走らせてみると、様々な課題が浮かび上がったという。小型サイズゆえに既存の駐車場ではスペースを余らせ、街中の充電スポットも不足していた。そこで、i-ROADの実用化検討のために、2015年夏に立ち上がったのが「OPEN ROAD PROJECT(オープンロードプロジェクト)」である。

企画や開発をトヨタ自動車内で完結させず、一般の人々やスタートアップ、大手企業とのコラボレーションを通じて、新しいサービス・移動体験の開発に取り組んでいる。

今まで行けなかったような街、お店、人々に出会えた

ライフスタイルそのものが変わったー。i-ROADに1カ月間試乗いただいたパイロットの方々のそういった声が印象的だったと、トヨタ自動車未来プロジェクト室室長の鈴木雅穂は話す。 

「今まで行けなかったような街、お店、人々に出会えたという声を多くいただきました。狭小スペース活用や充電スポット提供等のサービスと、i-ROADというプロダクトを組み合わせることで、新しい出会いや発見につながったと考えています」

i-ROADは2人乗り*ができるため、子育て世帯の対応にも期待がかかる。(*国土交通省による超小型モビリティ認定制度を活用し、渋谷区と世田谷区にて実証実験を実施)

「利用いただいた方からは、天候も気にせずに安心・安全に送り迎えできるようになったというお声をいただいております。また、実際にi-ROADでお子様の送り迎えをしていただくと、訪れる度に『未来の車が来た』と子供たちが一斉に集まりだし、『アイちゃん』という愛称まで付けられる身近な存在になりました。ライフスタイルが変わるというエモーショナルな価値と、移動課題のソリューションという機能的な価値。この両方を創造できるポテンシャルをi-ROADは秘めているのです」

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最終更新:8/25(木) 15:00

Forbes JAPAN

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