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浅野を巡ってヴェンゲルに“抗議”の直電。ハリルホジッチ監督がナーバスになるワケとは?

SOCCER DIGEST Web 8/25(木) 19:34配信

「浅野をUAE戦に使えるのか分からない。良いプレーができれば試合に出したいが…」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今夏アーセナルに移籍した浅野拓磨の置かれている状況をかなり懸念しているようだ。浅野はリオ五輪敗退決定後に日本に帰国。8月下旬、イングランドでの労働許可証取得が難しい見込みとなり、国外クラブへのレンタル移籍が濃厚となったが、2週間以上も“休暇”が与えられていたことに指揮官は首を傾げた。その件について、直々にアーセナル監督のアーセン・ヴェンゲルに連絡を取ったという。
 
「誰が『日本に帰って来い』と言ったのか分かりませんが、オリンピックが終わった後、休めと言われたようです。私も直接ヴェンゲルに電話して、『なぜ日本で15日も20日も休まなければならないのか』と話しました。レンタルされることは分かっていたわけで、オリンピック期間中にすべてが解決している予定でした。ただ、彼がどこにレンタルされるのか、今のところ分かりません。ロンドンに行ったというのは聞いていますが、コミュニケーションを取るのは難しい状況です」
 
 なぜ、指揮官はそこまでナーバスになるのか。それは「浅野を合宿で使いたい」(ハリルホジッチ監督)からだ。発言の真意は、手元に置いて直接状態を確かめたい、といったところか。今回はあくまで“懲罰落選”した金崎夢生の代役という立場だが、浅野は「オリンピックでも高いクオリティを見せたし、若さで情熱をもたらしてほしい」と期待する逸材。しかも、他に招集したFWでは武藤嘉紀が故障明け、原口元気はクラブとの兼ね合いでUAE戦の前々日の合流、宇佐美貴史も疲労が蓄積していると情報が入っているだけに、どうしても自分で現状を把握しておきたいのだろう。
 
「浅野を1試合目(9月1日・UAE戦)に使えるのか分からない状況です。良いプレーができれば試合に出したいですが……」
 
 浅野はリオ五輪敗退決定後、世界大会での経験を生かし、「A代表に定着できるように、結果を残せる選手になりたい」と意気込みを語った。同じリオ五輪世代の大島僚太とともに「将来、A代表に何か新しいものをもたらす」(ハリルホジッチ監督)ことができるか。9月シリーズで存在感をアピールしたいところだ。
 
文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:8/27(土) 11:23

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