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恐るべしゴールドマン・サックス。「リオ五輪メダル獲得数予想」が結構当たっていた!

HARBOR BUSINESS Online 8/25(木) 9:10配信

 8月21日(日本時間22日)、第31回オリンピック・リオデジャネイロ大会は、ブラジル・リオデジャネイロ市のマラカナン競技場で閉会式が行われた。

⇒【資料】ゴールドマン・サックスの「メダル予想」

 五輪旗の引き継ぎ式では、東京都の小池百合子知事が旗を受け取り、東京大会をPRするアトラクションには、キティちゃん、キャプテン翼など日本のアニメが登場。ドラえもんの秘密道具によって東京からリオまでの土管が掘られ、会場にセットされた土管からはマリオに扮した安倍晋三首相が登場した。いよいよ、4年後、東京でオリンピック開催である。

◆リオ五輪、メダル獲得数で日本は7位

 メダル獲得数ランキング1位は、金メダル46個、合計121個の米国である。

 日本は、27競技に338選手が出場し、金12、銀8、銅21の計41個のメダルを獲得した。日本の金メダル獲得数12個は、世界6位である。また、日本の金・銀・銅のメダル獲得総数41個は世界7番目で、前回ロンドン大会の38個を上回り、史上最多となった。

 日本にとっては、嬉しい誤算ともいえたメダルラッシュの今大会。実は、ゴールドマン・サックスが大会に先立ち、各国のメダル獲得数を予想していたので、それを振り返ってみよう。

◆ゴールドマン・サックスの「メダル予想」

 8月1日、米ゴールドマン・サックスが、リオデジャネイロ五輪の国別メダル獲得数を予想するレポート「五輪と経済2016」を出していた。メダル獲得には、人口、「開催国効果」、および、「ワールドクラスの環境」、すなわち、各国の持続的な成長力や技術力、政治の安定などの条件を反映させた指標「GES(成長環境スコア)」が影響するとしている。ゴールドマン・サックスの「リオ五輪国別メダル予想」は、以下の通りであった。(参照:「Bloomberg」)

 参照先のゴールドマン・サックスの「リオ五輪国別メダル予想」では、人口とGESスコアだけ公開されている。また、参照元のデータは50の国のデータがある。したがって、上の表は、上位国の一部のデータだけということになるが、メダル獲得上位予想国では、GESスコアとメダル獲得数との相関は、ほとんど見られないようだ。もっとも、参照元を見ればわかるように、メダル獲得下位予想の国は、総じてGESの値が4~6と、GESは低い値となっている。一方、メダル獲得上位国では、人口とメダル獲得数は、強い正の相関がみられる。中国を外れ値として除くと、さらに、より強い正の相関がみられる。まあそれは、人口が多ければ優秀なアスリートに育つ可能性がある「分母」も大きくなるわけだから当然だろう。

◆GS予想の上を行った日本の活躍

 次に、ゴールドマン・サックスの「リオ五輪国別メダル予想」と現実のメダル獲得数との差異を見てみよう。結果と予想の差異を、以下の表に示す。

 ゴールドマン・サックスの予想と結果の差異を見ると、金・銀・銅のメダル獲得数の合計では、上位10か国の内、8か国がプラス・マイナス20%以内の差異となっており、概ね、予想通りと言っていいのではないだろうか。

 しかし、さしものゴールドマン・サックスも、今回五輪の日本選手団の好調は予想外だったようで、金メダル獲得数で予想を大きく上回るという結果になった。

 次回は4年後の2020年の東京五輪。日本選手の活躍を期待したい。

<文/丹羽唯一朗>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8/25(木) 9:10

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