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予選3位の佐藤琢磨が謎のクラッシュ。インディカーはもう終盤戦

webスポルティーバ 8/26(金) 19:00配信

 2016年のインディカー・シリーズも終盤戦に入っている。8月の第3日曜日に行なわれたペンシルベニア州ポコノ・レースウェイでの500マイルレースは、全16戦の14戦目。第9戦テキサスが雨によって中断中(248周のうちの71周が終了)で、残り周回は今週末に争われる。そのテキサスでのレースを含め、残るは3戦となっている。

【写真】ミッドオハイオで一時は4位につけていた佐藤琢磨

 日曜の午後3時にスタートするはずだったレースは、雨によって翌月曜日に延期された。レースで勝ったのは、ポイントランキングで2番手につけるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。前戦ミッド・オハイオでパワーを豪快にパスして優勝し、ポイントでリードを広げていたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、クラッシュでリタイア。結果は18位に終わり、2014年チャンピオンのパワーは、58点まで広がっていた大差を20点差に縮めてきた。優勝回数もパワーとパジェノーは4勝ずつで並んだ。

 トップ10フィニッシュは確実と思われたパジェノーだったが、終盤に行なったピットストップの後、まだ完全に暖まり切っていないタイヤのためかラインをわずかに外れ、マシンのコントロールを失った。

 ミッド・オハイオで勝って初タイトルに大きく近づいたパジェノーは、「こういうレースこそ僕らが見せていくべきものだ」と、自らのアグレッシブな走りを自賛し、「失うものは何もないのだから、残りのレースでもとにかく攻め続ける」と語っていた。しかし、ポコノでの彼は、「確実に上位でフィニッシュし、ポイントを稼ぎたい」という守りの姿勢で戦っているように映った。

 逆にパワーは、「優勝あるのみ!」という攻めのレースを戦っていた。ピットストップでセッティング変更を重ねて、最終的に最速のマシンに仕上げ、ポールシッターで最後まで優勝争いに残っていたミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)にゴール前10周のバトルでも逆転のチャンスを与えなかった。

 パジェノーはいまだにポイントリードを保っている。しかし、せっかく取り戻した流れを再び宿敵パワーの元へと手放してしまった感がある。残り3戦では彼のメンタルタフネスが試される。チャンピオンになるには、このように大きな壁を乗り越える必要がある。

 対するパワーは、ポコノでの勝利で完全に勢いに乗った。今週末はテキサスで、その次の週末はワトキンス・グレンというロードコースでのレースが行なわれる。どちらのサーキットでもパワーは優勝経験がある。

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最終更新:8/26(金) 21:28

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