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アニメ史に残る永遠のライバル、アムロとシャアの戦いを描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』 その決着の行方は――

ダ・ヴィンチニュース 8/26(金) 17:30配信

 アニメ史における永遠のライバル、アムロ・レイとシャア・アズナブル――。『機動戦士ガンダム』において、時に衝突し、時に共闘もしたふたりである。このふたりの“決着”を描き、第3巻の時点で累計25万部を突破したのが、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(マンガ:さびしうろあき×柳瀬敬之、モビルスーツデザイン:出渕裕、原作:矢立肇・富野由悠季)。1988年に発表された小説をコミカライズした作品である。

 本作は、地球連邦軍に所属するアムロとネオ・ジオンの総帥であるシャア、双方の目線から描かれる。争点となるのは、シャアが企てる“人類粛清”。彼は地球にはびこる人類を一掃すべく、巨大隕石を落下させようとするのだ。しかし、シャアの狙いはそれだけではない。軍事衝突の最中、彼はアムロとの因縁の関係に終止符を打とうとする。シャアの本当の狙いに困惑するアムロ。そして彼は、地球を守るため、シャアと決着をつけるために真正面から対峙する。

 そんなふたりの間に立ち、物語のキーパーソンを務めるのがクェス・パラヤ。彼女は、地球連邦政府に身を置くアデナウアー・パラヤの娘であり、民間人であるものの、窮屈な環境から逃げ出すように戦場へと飛び出してしまうのだ。そして、あろうことかシャアの考えに同調し、地球を滅ぼさんとする戦いの最前線へと繰り出していく。その姿は、『機動戦士ガンダム』において、アムロとシャアの“永遠の女性”と称されるララァ・スンを想起させる。アムロと意識を共鳴させ、シャアをかばい戦死したララァ。クェスもまた、彼女と同じ道を辿るのだろうか。その姿から、アムロとシャアはなにかを感じ取るのだろうか。

 この他にも、クェスを救おうと無断で戦場へ出てしまうハサウェイ・ノア、アムロの子どもを妊娠したベルトーチカ・イルマなど、各々に複雑な事情を抱えた人物が、物語に彩りを添える。このように群像劇の様相を成した物語は、読み手に「戦争」というものについて深く考えるきっかけを与えるだろう。決して勧善懲悪論では語れない、アムロとシャアの戦い。それぞれが自身の正義を貫こうとする姿は、哀しく、切ない。いったいどんな結末が、彼らを待っているのだろう……。

 8月26日(金)に発売されたばかりの第4巻では、小惑星「アクシズ」を巡る激闘が描かれる。アクシズを地球へ衝突させようとするネオ・ジオン、それを阻止する地球連邦軍。果たして、軍配はどちらに上がるのか。その戦争の行方を、自身の目で確かめてみてほしい。

文=五十嵐 大

最終更新:8/26(金) 17:30

ダ・ヴィンチニュース

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