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「最新ポルシェは最良か?」 その疑問に迫るサーキット全開アタックの結果は!?

clicccar 8/26(金) 19:26配信

エンスージアストが多ければ多いほど「旧型と新型のどちらが良いのか?」という議論は沸騰します。ポルシェで言えば古くは「水冷化」、最近では「エンジンのダウンサイジング」「4気筒化」「ターボ化」などなど、「旧型のほうが良かった」説が横行しやすいのは事実です。そこで果たして最新ポルシェは最良なのか? に着目して、富士スピードウェイに最新ポルシェを持ち込み、“全開アタック”によるテストを敢行しました。

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FSWに持ち込んだのは、911ターボS、911カレラS、911カレラ4S、718ボクスターSの計4台です。すべてがターボ車となっています。そして、それらのステアリングを3人のレース系モータージャーナリストに託しました。清水和夫、田中哲也、佐藤久実がとっかえひっかえ真夏のサーキットで性能を確かめました。

この4台で異次元の走りを見せたのはやはり911ターボSです。タイムアタッカーとしてそのステアリングを握った田中によれば、従来型と較べて「アクセルを踏み込んだ時のピックアップが少しシャープになって」おり、旧型と直接比較はできませんが最高速も間違いなく速いと予想しています。これまでにも充分すぎる速さを持っていたターボS。それよりも速いというから驚きというほかありません。

さらに新型ではステアリングに備えられたダイヤルで、スポーツやスポーツプラスなどドライビングモードの変更が可能なのですが、その操作性の良さを挙げて、「やろうと思えば、コーナーごとに違うドライビングモードをチョイスすることもできる」という高度な楽しみ方も提案しています。ですが、これはあまりにも高度な技術。サーキットで強大な横Gがかかる中、冷静にスイッチを操作できるのはプロのレーシングドライバーでないと難しいかもしれません。

ともあれ、そんなプロをして最後に「最新のポルシェはやはり最高としか言えない」と結んでおり、“元祖ターボ”は確実に進化していることが明らかになりました。



一方、3リッターターボとなった新型991II型カレラについては、911カレラSとカレラ4S、つまり2駆と4駆を比較しつつ、その進化の度合いを測りました。清水は「シャシー性能の進化で、カレラとカレラ4の差別化が難しくなった」と指摘したうえで、その理由を「カレラSにはリヤステアが備わるので、高速コーナーが得意になった」とカレラS躍進の理由を分析しています。

さらに「カレラ4SはカレラSと同じエンジンを搭載するが、トップスピードは空気抵抗の影響で268km/hにとどまった。ワイドボディはトップスピードに不利なのだ」とメインストレートで275km/hを記録したカレラSの速さの秘密も明らかにしました。

結論として2駆と4駆の違いは、たしかにありましたが、それは想定外の内容でした。それでは、新型になったカレラそのものの進化は……? 「サーキットで乗る限り、ターボ化されたことによるネガティブな要素は何もない」という佐藤のコメントを見れば他に言葉は必要ないでしょう。

さて、ポルシェファンにとっての最大の懸案は4気筒化された718ボクスターでしょう。なにしろ6気筒から4気筒へのダウンサイジングです。しかし、佐藤によれば「限界域でもネガティブな印象はなく、むしろカレラにはない爽快感がある」、田中もまた「4気筒ターボになって、コーナーの立ち上がりで明らかに出力向上を感じる」と高評価。

ただし、佐藤は独特の4気筒ボクサーサウンドの魅力をあまり感じなかったようで、「一般道でヘルメットも被らず、トップを開けて走れば、また違ったサウンドの印象を受けるかもしれない」とやや不満を漏らしていました。それでも総合的に考えれば「バリューフォーマネーは充分以上」と、これも新型に太鼓判を押していました。

結論としては、やっぱり「最新ポルシェは最良」ということ。ちなみにテスト日は8月上旬快晴のなか行われました。つまり、真夏のサーキットという過酷な環境で評価されたということも付け加えておきましょう。

(GENROQ編集長 西内辰夫)

最終更新:8/26(金) 19:26

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