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がんばれお父さん!日本一手厳しい娘が語る父親論

@DIME 8/27(土) 9:20配信

帰宅しても、娘からの「お帰り」が返らなくなって久しいお父さんは、随分と多いのではないでしょうか。むしろ舌打ちに出迎えられるという声もございまして、なんとも歯痒い気持ちであります。

そこで今回のコラムでは、全身毛羽立っている様な多感な時期の娘ちゃんと、怖じ気づいたようにその様子を伺うパパさんについて、娘視点で綴って参りたいと思います。

【娘と母と、稀に父親】

小さい頃は良く一緒に遊び、口達者になると生意気に色々な事を語っていたのに、休日のオシャレなんかを考え始める頃になると途端に、口数が減って接点もほとんど無くなってしまった。

こうなると、娘がどんどん未知の生物になっていくようでありますね。中学半ばにもなると、途端に娘は父親に対し閉口いたしますから、無理もありません。ピリピリとした雰囲気を醸し出す娘を観察していても、声を掛けるタイミングは彼女の籠城によって見失い、妻から入手した少しの情報を基に、頭であーだろうこうだろうと想像する毎日。

そして母親と結託している内はまだ安心だと、いつか父親である自分を必要としてくれるだろうと、もどかしさを飲み下すのでありますね。

娘としては、こうして様子を伺われるのもイラついておりまして、だからといって放っておかれても気に喰わぬのですから、難しいお年頃でございます。よく聞く、「ムカつく、キモい、ウザい」の三つの感情の原因は、些細な事柄が寄り集まって出来ておりますから、“そういう時期”と纏めてしまえるでしょう。

また、母と娘の間で“女同士の水入らず”という考えが一致しておりますと、結託いたします。それはもう、固い絆で結ばれるわけでありますから、男親が入る隙間はミリもございません。自分が顔を出した途端、それまで華やいでいた話し声がビタッと止み、不穏な空気に罪悪感すら芽生えた経験、ございませんでしょうか。

居たたまれず外で時間を潰すという父親もいれば、帰宅自体を渋るパパさんもいるようであります。母娘は、父親が出て行ったと確認するなりお喋りを再開いたしまして、正直空気を読んでくれるのは嬉しいと感じております。

【娘の本音1:私を認めてくれていない】

●いつも自分が正しいと思っている。
●話しが断定的すぎて、窮屈に思う。
●頑固。意見を聞き入れてくれない。

娘はある時期から、パタリと父親に近況や将来の事をシェアするのを止めます。その原因は様々でありますが、辿ってみると「自分を認めてくれないから」という心情に至ります。どうしても父親の物言いが突っ放している様に感じたり、考えを否定された気分になったり、むしろ腹に一物ありそうな顔をされて不愉快になったりと、多感な娘の心頭は大忙しなわけであります。例え父親にそのつもりは皆無だとしても、です。

また、その時々で娘が必要としている言葉というものがございまして。慰めなのか、賛同意見なのか、アドバイスなのか、見極めるのは至難の技でございます。共感が欲しい時に、男親独特の“解決法”をズバッと言い切られても、反発と鬱陶しさと「やっぱり解ってくれていない」という落胆が生まれてしまうのですね。その辺りを理解しているのが母親でありますから、脱帽でございます。

【娘の本音2:話しが長い!】

●ドヤ顔でずっと持論を語る。
●5分前と言ってる事が違う。一時間前も違う話しをしていた。
●説教がとにかく長くてウンザリする。

気を許して気軽に相談してみたら、完全に席を立つタイミングを奪われ、かれこれ二時間…という経験が筆者もございます。父親の話は何と言いますか、道をナナメに突っ込んで違う道に出て行き戻って来ない、そんな感じでございます。

さて、実は何となく、問題の解決策は娘自身で解っているのでありますが、もう一押し背を押して欲しい時があります。そんな時に持論を語られたり、説法されたり致しますと、うんざりしてしまうのですね、「そういう事じゃないんだよ」と。

友達関係の話しにしても、将来の悩みにしても、好いている異性との色話にしても、男はどうして、こうも自分語りをしたがるのだろうと思えば、次からは話すのを止めようとなるわけでありますね。

【娘の本音3:本当に嫌いなのか】

綴って来た娘の本音を読めば、どうしてあげれば良いか答えが出ると思いますので、今更対処法を煩く書くのはお休み致しまして、本当に娘ちゃんは父親を嫌いなのかどうかの本音について触れましょう。

正直、嫌いでございます。汚いしだらし無いし、アイスを食べている顔も腹立つし、TVに見入っている姿もウザい、邪魔だ、そう思っております。しかし嫌いな程、気にしているという事でもあります。意識しているのですね、何だ彼んだいって。いざ父親の身に何か起これば本気で心配するし、誰かに卑下されれば言い返すのですね。好きも嫌いも感情無い、となった時、初めて絶望しましょう。そうなったら、他人でありますから。

最後に一言、筆者からお願いがありまして。娘ちゃんがふと、気まぐれに素直になる事がありまして。父親に対する日頃の冷酷な態度を反省したり、感謝したりする事態が湧いて出てまいります。どうかその局面を見逃さないで下さいませ。そして、喜びを全面に出して受け止めてあげて下さいませ。憂っとしいなんて言いながらも、娘ちゃんはホッコリしていたりします。

さてパパさん方、いかがでしたでしょうか。これからもどうぞ、面倒くさい娘に振り回されてください。

文/松永舞香

@DIME編集部

最終更新:8/27(土) 9:20

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