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【派遣女子、更新なし】東京出身の美大卒が、大阪の派遣で「パラオ」と呼ばれるまで

Suits-woman.jp 8/27(土) 13:00配信

就労状況にある女性の57%が非正規雇用という現代。非正規雇用のなかで多くの割合を占める派遣社員という働き方。自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員をしている鎗田みづきさん(仮名・27歳)にお話を伺いました。

文豪の絵が入ったトートバッグを持ち、耳元にはレース編みでできた自作イヤリング。少し前に流行った森ガールのような雰囲気のみづきさん。みづきさんは東京出身ですが、地方の国公立大学を卒業しています。国公立大を出ていながら、現在は派遣で働いていると言います。今回はみづきさんに、どうして派遣で働いているのかを聞いてみました。

みづきさんは、高校まで地元・東京で過ごしています。

「高校はちょっといいぐらいの都立でした。元々、絵を描くのが好きだったので、そっちの方に進学したかったのですが、東京で国立だと芸大しかなくて。私大も考えたのですが、国公立の美術大学に受かったので、そっちの方に進学しました」

大学時代は、作品作りに没頭したと言います。

「大学の周りがかなり田舎で。専攻は油絵だったのですが、少人数の学科だったので、自然とみんな仲良くなれましたね」

みづきさんは大学で、運命の相手と出会います。

「相手は同じ学科なのですが、1年留年していて。さらに浪人もしていたので私より2つ年上で。さすがに”一緒に卒業しよう”って言って、同じ年に卒業しましたが」

しかし大学時代を共に過ごした彼氏と、東京と大阪(彼氏)で遠距離になってしまったのです。

「国公立大学の美術系って、大学数が少ないので地方から来ている人が多いんです。私も親と“4年間だけ”という約束で進学していたので、泣く泣く東京に戻りました」

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最終更新:8/27(土) 13:00

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