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書店の中にカレー屋が!?“間借り”が将来の名店を育てる大阪カレー事情

@DIME 8/27(土) 13:30配信

以前から大阪でブームになっている間借りカレー。一から店を構えるのではなく、もとから営業している飲食店などを間借りして、店主が自家製カレーを販売している。徐々にファンを増やして、いずれは実店舗をオープンするという流れも珍しくない。いま、行きたい間借りカレーの店を紹介する。

■谷口カレー

 オシャレな本屋を間借りして営業。オリジナルのスパイスカレーを平日毎日3種類用意している。肉や野菜でとるダシを加えた日本人の口にあう味で、食材づかいが独特。おすすめの「麻辣豚バラキーマカレー(税込900円)」は、麻婆豆腐のような山椒がきいた辛さと、豆腐や根菜、ひき肉などいろんな具材のハーモニーを楽しめる。

 食や旅、まんがなど、自由な品揃え、加えて食器などレトロ雑貨も取り扱っている本屋スペースも必見。雰囲気バツグンでデートにも使える店だ。

大阪市中央区平野町1-2-1 1F FOLK old book store内 06-7172-5980
11:30~売り切れ次第終了 土・日・祝休み
(※書店は13:00~19:00 13:00以降はドリンクを飲める。LO18:00 不定休)

■ナーガカリー

店主の趣味が反映されたユニークな店が多いJR天満駅の裏通り。この店もその一軒だ。インドカレーをアレンジした「邪道スパイスカレー」は、週替わりで魚系と肉系の両方が登場。ターメリック風味の玄米や豆のカレーなどと一緒に、ワンプレートに盛られて出てくる。「調味料はほとんど塩しか使わない」そうで、スパイスの香りや味がストレート。しかし、それほど辛くないので食べやすい。韓国料理店を間借りしている関係で、食材の仕入れにも強く、ゴロゴロと入った具材の大きさにも満足できるだろう。

魚と肉のカレーは好きなほうを選べるほか、追加料金なしで、「あいがけ」もOKだ。

大阪市北区天神橋4-12-9 イストワールド天四1F武福内 070-5452-0266
11:30~14:30 月2回不定休

■すりらんかごはん ハルカリ

カレー激戦区の一つである北新地で、餃子の店を間借りして営業。現地の家庭やホテルで修業したオーナーが作るスリランカ式カレーが評判だ。

「本日のすりらんかごはん(税込1000円)」は豆のカレーをはじめとする数種類のカレーやサンボル(和え物)、ライスなどが盛られた日替わりのセット。メインの具材を肉系もしくは魚系から選び、食べるときは、すべてを混ぜて食べる。マイルドなカレーと辛いカレー、野菜のおかずなどが一体化した深い複雑な味が特徴。オイルを控えているので、胃もたれしにくい印象だ。カウンターのみ、10席足らずの小さな店だが、人が絶えない。

大阪市北区曽根崎新地1-6-24 蜆楽紅鯨内 電話は非公開
11:30~15:00(LO14:30)売り切れ次第終了 土・日・祝休み

■カレー屋 煦煦kuku

王道の欧風カレー。ベースのカレーソースは1種類だが、これがとてもおいしい。材料を三日間煮込んでトロトロに仕上げるほか、果物類を多めに入れるのがポイントだとか。最初食べると自然な甘さや酸味が感じられ、後から辛さが広がってくる。オーナーが別に経営しているショットバーで出しているカレーを、より本格的に提供するため、厨房設備が充実している今の場所を借りて店をスタートしたそうだ。カツやナスなどバーでは出していないトッピング類が充実している。

「自家製カレー(コーヒー付きで税込800円/1日限定20食)」、トッピングの「カツ(180円)」「チーズ(100円)」と値段も良心的。

大阪市中央区東心斎橋1-17-17 三陽ビル1F 06-6241-8812
12:00~15:30 日・月・祝休み

■開業へのハードルが高くない「間借り」が将来の名店を育てる

間借りカレーの面白さは新進アーティストのような、将来ブレイクするかもしれない逸材(店)にいち早く出会えること。店主側のメリットは気軽に店を始められることだ。大阪には、それを応援する施設まである。本町駅近くの「大阪カレー会館」では、カレーショップを開きたい人向けにシェアキッチンを貸している。期間限定でカレーを販売して腕試しできるというわけだ。2016年の春にオープンしたばかりだが、問い合わせが増えているらしい。

「間借り」というスタイルを通して、今後も名店が誕生するに違いない。

取材・文/中澤美紀子

@DIME編集部

最終更新:8/27(土) 13:30

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