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侍・小久保監督の“イチロー詣で”はWBC出場の布石?

週刊文春 8/28(日) 7:01配信

「僕も本当のことは言えない。それでいいじゃないですか」

 マーリンズのイチロー(42)が17日、侍ジャパンの小久保裕紀監督(44)の訪問を受けた後の発言だ。小久保監督はイチローのメジャーでの3000本安打を祝福し、体調など、現時点での状態を確認したというが、“本当のこと”とは何だったのか? 

 侍ジャパンは来年3月に行われる第4回WBCでの世界一奪還が大目標だ。小久保監督は8月上旬に「(日本人メジャーリーガーの)必要性は感じている」と語っており、今回の渡米ではイチローに会う前にヤンキースの田中将大やレッドソックスの上原浩治とも個別に会っている。

 もっとも小久保監督は一連の面会は、あくまで視察として、「激励が一番の目的」と語り、WBCへの参加要請はしていないという。

 イチローがWBCに出る可能性はあるのか? 

「第2回大会で活躍した松坂大輔選手が、その後に故障して、シーズンを棒にふった例もあり、日本人選手は、所属チームの意向に左右されるでしょう。イチローも13年の第3回大会は『(第2回終了時点で)第3回大会への出場は考えられなかった』と辞退しています。ただ、現在の所属チームでは控えなので、本人がWBC出場を望めば、チームが許可する可能性もなくはない」(スポーツ紙デスク)

 ベテラン記者は、「日本人メジャーリーガーは誰も出場しない可能性が高い。だから“視察”と言っているんでしょ」と言い、本当の目的は、「スポンサー対策では」と推測する。

「前回WBCで山本浩二監督率いる侍は、日本人メジャーリーガー不在で惨敗。当時、出場要請をしたのは、事務方でしたが、今回は、監督自ら動いて、最大限の努力をしているところをアピールしたかった。その最たるものがイチローです」(同前)

 侍側はチーム編成にあたって、誰に出場要請したかは公表しない方針だという。

「選手側に気を遣い『交渉経緯は隠すから、そちらも何とか検討してほしい、無理なら何も言わないで』ということだったのではないでしょうか。イチローの言う『本当のこと』とは、そのあたりの複雑な事情を汲んだ発言かもしれません」(同前)

 イチ流のコメント力? 


<週刊文春2016年9月1日号『THIS WEEK スポーツ』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:8/28(日) 7:06

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